現地時間2023年7月10日、米FBIが連邦犯罪を通報するようテイラー・スウィフトのファンに呼びかけた。

 FBIワシントンD.C.支局は、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』を模したアルバム・ジャケットを公開し、テイラーをテーマにしたツイートで犯罪行為の可能性に関する情報提供を求めた。『スピーク・ナウ(FBIヴァージョン)』には本物のトラックリストの代わりに9つの曲名があり、テロ、サイバー犯罪、防諜、公民権、公共汚職、大量破壊兵器、組織犯罪、暴力犯罪、ホワイトカラー犯罪など、どのような犯罪を探しているのかが詳しく書かれている。

 「正義は復讐に勝る」と始まるこのツイートは、7月7日に発売されたテイラーの再録版に収録されている実際の楽曲「Better Than Revenge」、「Superman」、そしてタイトル曲「Speak Now」を引用している。「あなたはスーパーマンではないかもしれないが、#FBIが国を守るのを助けることはできる。連邦犯罪に関する情報を持っているなら、今すぐ話そう。タレコミは1-800-225-5324に電話、または特設ページにアクセス」とツイートは続いている。

 このパロディ投稿にテイラー本人が関与していたことを示す証拠はないが、彼女の最新完全オリジナル・アルバム『ミッドナイツ』には、彼女がおそらくFBIとの協力を支持するであろうと示唆する歌詞が登場する。「Vigilante Shit」で彼女は、「彼が麻薬を吸ったり、私に対して非常識なことをやってる間に/誰かが彼のホワイトカラー犯罪をFBIに話した」と歌っている。

テイラー・スウィフトの歌詞を引用し、米FBIが連邦犯罪の通報を呼びかける