ケータハムが日本企業の子会社だって知ってました?

ボディラインはイタリアのイタルデザイン

イギリスの自動車メーカー、ケータハムは、2025年後半から2026年前半に投入予定の軽量のEVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表しました。

「プロジェクトV」は最初から電気自動車として設計・開発されているのが特徴です。デザインは同社チーフデザイナーのアンソニー・ジャナレリが創作。これを、世界的に著名なイタルデザインがブラッシュアップすることで完成させています。

車体サイズは全長4.255m、全幅1.893m、全高1.226m、ホイールベースは2.581m。革新的なカーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーを採用することで車両重量1190kgを目標に据えています。

シートレイアウトは2+1(オプションで2+2)で、動力源はリヤアクスルに搭載された200kW(272PS)のシングルモーターです。これを55kWhのUSOCリチウムイオンバッテリーパックで動かす形で、そのバッテリーは出力150kWのDC急速充電器を使えば、15分間で20~80%の充電が可能だといいます。

タイヤサイズはフロント19インチ、リア20インチで、高性能キャリパー付きディスクブレーキを装備。また、サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン式で、電動アシスト・パワーステアリングを備えるとのこと。

性能は、0~62mph(100km/h)加速が4.5秒未満、推定最高速度は230km/h(143mph)、航続距離はWLTP(乗用車等の国際調和燃費・排出ガス試験方法)モードで約400km(249マイル)です。

気になる市場投入時期については、ケータハムカーズのCEO兼、新たに設立されたケータハムEVoのCOO、ボブ・レイシュリー氏によると、2025年後半から2026年前半を計画しているそうで、価格は最低小売価格8万ポンド未満からを目標にしているといいます。

なお、ケータハムは2023年7月現在、名古屋市に本拠を置く自動車販売会社VTホールディングスの子会社です。

英ケータハムが開発したEVクーペ「プロジェクトV」(画像:VTホールディングス)。