大塚商会は7月13日、設定した温室効果ガス排出削減目標について、科学的な根拠に基づいた目標としてSBTイニシアティブの認定を取得したと発表した。

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 今回、SBT認定された大塚商会グループの温室効果ガス排出削減目標(2021年比)は、「Scope 1+2」が30年までに42%削減、「Scope 3」が30年までに25%削減(カテゴリ1:購入した商品やサービス、カテゴリ11:販売した製品の使用による排出)となる。

 同社では、「自然や社会とやさしく共存共栄する先進的な企業グループとなる」ことをミッションステートメントの目標に掲げている。環境に対する社会的責任として、次世代に健全な環境を引き継ぐことができるよう2000年にISO14001認証を受け、環境保全活動に積極的に取り組んできた。

 具体的には、同社の社内で省エネ・省資源を推進し、事業活動から出るCO2排出の削減を目的に、LED照明の導入、電力の見える化、ペーパーレス化、省電力オフィス機器への入れ替え、社有車のエコカー導入などを実施。昨年からは本社ビルに再生可能エネルギーを導入している。

 今後も排出削減目標達成を目指し、Scope1、2での温室効果ガス排出の削減に向け、再生可能エネルギーの導入や省エネ機器の積極的な採用を進めるとともに、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出の削減に貢献できるよう注力していく。

大塚商会ががSBTイニシアティブの認定を取得