株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2023年7月14日(金)に、貴志祐介の最新小説『梅雨物語』を発売しました。本書は、ホラーとミステリの両ジャンルでベストセラー作品を手掛けてきた、貴志氏の集大成ともいえるホラーミステリ作品3本を収録した中編集です。ホラーとミステリ、双方を極めた著者の巨大な想像力と究極の技巧、渾身の作品を是非お楽しみください。

真の恐怖は謎解きの後に――

読む者を圧倒する、想像を絶する恐怖と緻密な謎解きが仕込まれた収録作3編をお見逃しなく!

澤村伊智氏 恍惚――!

怪しい俳句、妖しい蝶の夢、

奇しい茸の幻影……。

あやしいものどもに恐怖し、

魅せられ、立ち向かってください。

そして、絶望してください。

芦花公園氏 戦慄――!

真相は分かっている。

でも怖い、

真実を突き付けられるのが。

◆収録作

・「皐月闇」

命を絶った青年が残したという一冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は教え子の依頼で一つ一つの句を解釈していくのだが、やがて、そこに隠された恐るべき秘密が浮かび上がっていく。

・「ぼくとう奇譚」

巨大な遊廓で、奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男、木下美武。高名な修験者によれば、その夢に隠された謎を解かなければ命が危ないという。そして、夢の中の遊廓の様子もだんだんとおどろおどろしくなっていき……。

・「くさびら」

朝、起床した杉平進也が目にしたのは、広い庭を埋め尽くす色とりどりの見知らぬキノコだった。輪を描き群生するキノコは、刈り取っても次の日には再生し、杉平家を埋め尽くしていく。キノコの生え方にある規則性を見いだした杉平は、この事態に何者かの意図を感じ取るのだが……。

■著者プロフィール

貴志祐介(きし ゆうすけ

1959年大阪府生まれ。

1996年日本ホラー小説大賞長編賞佳作を受賞した『十三番目の人格ISOLA』(応募時のタイトルは「ISOLA」)でデビュー。

1997年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞。

2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

近著に『秋雨物語』がある。

■書誌情報

書名:梅雨物語

著者:貴志祐介

発売:2023年7月14日(金)※電子書籍同日配信

定価:1,950円(本体2,145円+税)

体裁:四六判上製 単行本

頁数:328

装丁:bookwall

装画:Q-TA

ISBN:978-4-04-112508-3

発行:株式会社KADOKAWA

初出:小説 野性時代

KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ

https://www.kadokawa.co.jp/product/322112001253/

配信元企業:株式会社KADOKAWA

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