大人気婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』のシーズン5が、8月3日(木)夜10時よりPrime Videoにて独占配信される。そしてこの度、5代目バチェラーが『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の参加者だった長谷川惠一であることが発表され、シリーズのファンを大いに沸かせた。2作連続でバチェロレッテ参加者のバチェラーが誕生したことになるが、一体、今シーズンではどのような名場面が生まれるのだろうか?配信に先立ち、5代目バチェラー・長谷川惠一にインタビューを敢行した。

【写真】『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2以降、恋愛からは遠ざかっていたという長谷川惠一

■バチェラーになりたいと一瞬考えたこともあった

――『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の旅が終わった後は、どのように過ごされていましたか?恋愛はされていたのでしょうか?

『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の旅が終わってからは、一旦仕事に専念しようと思い、自分で事業も始めました。色々とイベントなどもやったりして、本当に仕事に注力していたので、別に逃げていたわけじゃないですけど、恋愛っていうところには全く向き合わずにいました。

あとは人の目が気になりすぎて、恋愛していいのかな、まだ早いんじゃないかな?とか考えちゃって。そんな気持ちでいたので、本当に恋愛からは遠ざかっていましたね。

――『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2に参加する前と比べて、恋愛に対する向き合い方が変わってしまった部分もあったんですか?

そうですね。恋愛しないようにしていた部分もありましたし、今はそれよりも仕事を頑張ろうっていう思いが強かったんです。不器用なので、1個のことしかできないんですよ(笑)。

――経営者や起業家として名を馳せている人も多かった歴代バチェラーに対して、元プロバスケ選手という経歴を持ち、起業したばかりの長谷川さんは新しいタイプのバチェラーかと思います。バチェラーになることを考えたことはありましたか?

実は、一瞬考えたこともありました。前回の旅が終わったくらいのタイミングで、正直すごく悔しかったので、その気持ちを糧に次は俺がなりたいっていうのはちょっと思いましたね。その気持ちはすぐに無くなったんですけど(笑)。

その後、実際にバチェラーの話がきた時はうれしかったですが、やっぱり事業を始めたばかりだったということもあって、すごく迷いました。それに、自分の運命の相手が本当にそこにいるのかっていう不安もあって。だから会社の中でもすごく話し合いましたね。

でも、やっぱり自分の中で結婚っていうのは夢の1つでもありましたし、前回の『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の旅で自分自身がしっかりと恋愛に向き合えたと同時に成長できて、得たものがたくさんあったんです。それで今また恋愛から遠ざかっている中で、改めて自分を見つめ直すことができると思ったのと、恋愛としっかり向き合える環境というのもあって、バチェラーになることを決めました。

■泥くさくて人間らしい、そして暑苦しいバチェラーです(笑)

――2代目バチェロレッテの尾﨑美紀さんは“鎧を脱ぐ旅”をテーマにしていました。長谷川さんの中で、今回の旅のテーマやパートナーを選ぶ基準はありましたか?

「最後の恋愛にする」っていうのは自分の中で最終的な目標としてあったので、そこを軸に本気で結婚を考えて参加したというのはあります。

パートナーを選ぶ基準をはっきりと持っていたわけではないんですけど、弱みを見せられたり、甘えられるような人が現れたらいいなとは思っていました。

――実際にコミュニケーションをとってみた上でのフィーリングを、より大切にされていたということでしょうか?

そうですね。どちらかというとそちらの方が主でした。

――『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の時から人気が高かった長谷川さんですが、バチェラーとしては意外に感じる視聴者も多いようです。そのような方たちに、今回のバチェラーはどう見てもらえると思いますか?

バチェラーになることで自分を作ったりはしていないですし、誰かを意識して行動したわけでもないので、自分らしさは変わっていないと思います。今までのバチェラーもすごく素敵な方ばかりでしたが、より泥くさいというか人間らしいというか、なんかもう暑苦しいというか(笑)。そういうところを、同じ気持ちになって見てもらえたらいいなと思いますね。

――感情移入型のバチェラーということでしょうか?

感情移入型ですね。感動型(笑)。

――『バチェラー・ジャパン』はシリーズを通してのファンも多いので、歴代作品と比べながら見る方も多いと思います。長谷川さんが考える、自分だけのバチェラーとしての魅力はどこでしょうか?

本気でパートナーを見つけに来ているっていう結婚に対する熱量に関しては、誰にも負けないと思います。あとはもう、とにかく泥くさいです(笑)。これは自分と女性もそうですし、女性同士も同じで、人と人とのぶつかり合いみたいなのがすごい。女性たちの切磋琢磨みたいなのは自分も後から見て感動しましたし、その分、今までにないくらい絆も強いと思います。

――確かに、ちょっと部活みたいな感じはありました。

そうですね。本当にそんな感じでした。

――長谷川さんが、自分を特に泥くさいなと感じる部分は?

バチェラーである自分がちゃんとしなきゃいけないっていう気持ちはあるんですけど、それがどんどん崩されていくところです。感情がかなり揺さぶられる中で、号泣もしますし、普段、人に見せないような姿も、たくさん織り込まれています。

――それは、例えばバスケをやってきた中で抱いた感情などに近かったのでしょうか?

うーん、それともまたちょっと違うかもしれませんね。あの感情は多分、味わったことはないです(笑)。バチェラーにしかない感情です。

■反省して成長する、の繰り返しを見てほしい(笑)

――『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2での長谷川さんは、愛情表現が苦手で少し不器用という印象がありました。今回バチェラーになる上で、意識的に変えて臨んだ部分はありましたか?

前回の旅で「好きだよ」とか「可愛いね」っていうのを伝えられるようにはなりましたが、やっぱり自分の好きという気持ちがちゃんと伝わらないと相手も好きになってくれないと思ったので、今回はもっと自分から気持ちを開示するようにしていました。

――それは、意識したらすぐできるようになったんですか?

いえ、やはり最初は難しかったですね。見ていただいたらわかるんですけど、最初は全然できていないんですよ(笑)。これじゃだめだと思うことが何回もあって、その度に反省する、の繰り返し。ちょっとずつの伸びですよね(笑)。だから本当に、そういったところも泥くさいなと思います。

――長谷川さんは「成長するバチェラー」とも言われていますが、今回の旅を通して一番成長したなと感じる部分はどこだと思いますか?

徐々にリードできるようになって、バチェラーっぽくなったのかなと思います。『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2から立場が変わって選ぶ側にはなりましたけど、そんなのは関係なくやっぱり自分も選ばれる側で、好きになってもらわないといけないっていう思いがあったので、序盤は女性陣にリードされていましたが、ちょっとずつリードできるようになっていきました。

――どちらの立場でも、好きになってもらう努力が必要なんですね。選ばれる側から選ぶ側になってみて、感じた違いなどはありましたか?

タイミングはバチェラー側で作ることができるので、そこはやりやすかったです。やっぱり、どの場面においてもタイミングってすごく大事だなって思いますね。カクテルパーティー1つとっても、タイミングが合わないと話せずに終わってしまうので。

――それは、選ばれる側だった長谷川さんだからこそわかるのかもしれませんね。

パーティーにしろデートにしろ、本当に時間が短いので、どれだけそこで自分を出し切れるか、気持ちを伝えられるかっていうのがとても大事なんだと前回思いました。そこをなかなかできずにモヤモヤしている方もいたので、自分から寄り添ったり、言いやすいような環境作りをするようにしていましたが、リードしきれなかった部分もあったかなとは思います。

――ありがとうございます。それでは、最後に聞かせてください。今回の旅で真実の愛を見つけることはできましたか?

これは…言っていいですか?(笑)そうなるように自分の全てをかけてきたつもりなので、ぜひ最後までご覧ください!

5代目バチェラーの長谷川惠一/ 撮影=望月宏樹