国立新美術館(東京・六本木)にて、英国を代表する国立美術館テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした展覧会「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」が2023年7月12日(水)よりスタート。18世紀から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡を一挙に公開する。

TATE(テート)は、英国政府が所有する美術コレクションを収蔵・管理する組織で、ロンドンのテート・ブリテン、テート・モダンと、テート・リバプール、テート・セント・アイヴスの4つの国立美術館を運営する、英国のアートシーンを代表する存在だ。

テート美術館のコレクションより「光」をテーマに、異なる時代、異なる地域で制作された約120点を一堂に紹介する本展。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像など、多様な作品を通じ、さまざまなアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証するというものだ。

会場では「光の画家」と呼ばれるジョゼフマロード・ウィリアムターナーや、風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求を紹介。

クロード・モネ『エプト川のポプラ並木』1891年 Photo: Tate

またモホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンなど、現代アーティストによってもたらされる視覚体験も見逃せない。

デイヴィッド・バチェラー『ブリック・レーンのスペクトラム 2』2007年 Photo: Tate, © David Batchelor ゲルハルト・リヒター『アブストラクト・ペインティング(726)』1990年 Photo: Tate, © Gerhard Richter 2023 (10012023)

「自然の光」「室内の光」「光の効果」「色と光」など、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するような会場構成にも注目だ。「光とアート」を巡る200年もの時間をぜひ体感して。会期は10月2日(月)まで。

※掲載情報は7月13日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」
会期/2023年7月12日(水)~10月2日(月)
会場/国立新美術館 企画展示室 2E
住所東京都港区六本木7丁目22−2
開場時間/10:00〜18:00 ※毎週金・土は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日/火
料金/一般¥2,200、大学生¥1,400、高校生¥1,000、中学生以下無料、障害者手帳を持参の方および付き添いの方1名は無料 ※2023年7月15日(土)~17日(月・祝)は高校生無料観覧日(要学生証提示)
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/tate2023.exhn.jp/

The post 英国・テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした大規模展 first appeared on Numero TOKYO.