カタールワールドカップ(W杯)ではモロッコ代表のベスト4躍進を支えたMFソフィアン・アムラバト(26)だが、所属のフィオレンティーナで構想外となったようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

ユトレヒト、フェイエノールト、クラブ・ブルージュ、エラス・ヴェローナでプレーしたアムラバトは、2020年1月にフィオレンティーナへ完全移籍。そのままヴェローナへレンタル移籍するも、2020年8月からフィオレンティーナプレーしている。

3シーズンを過ごし、公式戦107試合に出場し1ゴール。中盤の要として力を発揮。モロッコ代表でも中心選手として活躍している。

カタールW杯での躍動もあり、1月にはバルセロナへの移籍に向けて動いていたが、財政問題の影響で移籍は実現せず。しかし、その際にクラブを離れていたこともあり、今夏の移籍も噂される状況となっていた。

『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、アムラバトは1月に移籍の話が出てから、ロッカールームでは何度か悪態をついていたとのこと。その状況にクラブ側がうんざりしており、関係が破綻してしまったという。

一方で、バルセロナは今夏の移籍市場でアムラバトを獲得する気がないものの、アトレティコ・マドリーが関心を寄せている状況。フィオレンティーナは2025年夏までの契約(1年はオプション)を持っており、構想外のアムラバト売却に向けて手頃な価格を設定すると見られている。

なお、マンチェスター・ユナイテッドサウジアラビアのクラブからも関心があるともされており、いずれにしても今夏の退団が起こり得る状況となったようだ。