会心の一発が飛び出した吉田。この日は6打点と大当たりだった(C)Getty Images

 現地7月16日(日本時間17日)、レッドソックス吉田正尚は敵地で行われたカブス戦に「5番・左翼」で先発出場。5回に放った満塁弾を含む5打数3安打6打点の活躍で、チームの勝利に貢献した。

 “マッチョマン”が大暴れした。5回二死満塁のチャンスで迎えた第3打席、吉田はカブス先発左腕のジャスティン・スティールが投じた内角の速球を引っ張り、弾丸ライナーで打球をライトスタンドまで運んだ。ライトを守る鈴木誠也の頭上を越えた当たりは打球速度110.1マイル(約177.1キロ)、打球角度20度、381フィート(約116.1メートル)を計測。これで今季11号、自身メジャー2本目の満塁弾となった。

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 さらに、7回表一死一、二塁で迎えた第4打席では2点タイムリーとなる三塁打を放ち、9回の第5打席ではライトへ安打を放った。この日の吉田は猛打賞&6打点の大活躍。前日の試合では30歳となった自身の誕生日で無安打に終わり、マルチ安打の連続試合記録がストップしてしまったが、この日はバットが火を噴いた。

 大暴れを見せた吉田に対し現地メディアからは次々と称賛の声が挙がっている。MLB公式Twitterは吉田が満塁弾を放った際に、「マッチョマン ヨシダ スラム」とツイート。米スポーツ専門局『FOX Sports』の公式Twitterは2点タイムリー三塁打を放った際に「冗談だろ、マサ!?2点タイムリーとなる三塁打で吉田の今日の打点は6になった!」と驚いた様子で投稿した。

 また、レッドソックス専門ポッドキャスト番組『Name Redacted Podcast』で司会を務めるタイラー・ミリケン氏は自身のTwitterで、「マサタカ・ヨシダが6打点!彼は打ってばっかりだ」とコメントし、大活躍を見せた“マッチョマン”を称えた。

 MLBの舞台でも卓越した打撃センスを披露する吉田正尚。この日の猛打賞で打率は.317まで上昇し、リーグトップまで射程圏内となっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「マサ、冗談だろう!?」満塁弾を含む3安打6打点の吉田正尚に米メディアは“驚愕”「打ってばかりだ」