本塁打ランキングトップを独走する34号を放った大谷。これでシーズン58本ペースだ(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平は現地7月16日(日本時間17日)、本拠地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。9回に2試合連発、今季34号のソロ本塁打を放ったものの、チームは逆転負けを喫した。

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 この日の大谷は第1打席でショートライナー、第2打席でセカンドゴロ、第3打席でセンターフライ、第4打席で申告敬遠と無安打に終わっていた。しかし、味方の救援陣が逆転を許し2点ビハインドで回ってきた9回の第5打席、大谷はアストロズ4番手のフィル・メイトンが投じた高めの速球を振り抜き、センターのフェンスを越えるアーチを放った。

 打球速度は105・4マイル(約169・6キロ)、打球角度は27度、飛距離は411フィート(約125・3メートル)を計測。2試合連発の今季34号で、2位に7本差をつけてア・リーグ本塁打ランキングのトップを独走している。

 この日も豪快なアーチを披露した二刀流に米識者からは驚きの声が挙がっている。米データ分析会社『Codify Baseball』の公式Twitterは「ショウヘイ・オオタニは34本塁打でアメリカン・リーグ本塁打争いをリードしており、その差は現在7本だ!」とツイートし、本塁打争いでトップを独走していることを伝えた。

 また、エンゼルス戦の実況アナウンサーを11年務め、現在は放送業から引退しているビクター・ロハス氏は自身のTwitterで「この球を打ち砕いてセンターにホームランを打てる選手はそうそういない。彼が野球の“ショー”ピースであることに疑いの余地はない!」と、大谷の豪快な一発を称えた。

 さらに、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のTwitterで「被打率でトップの投手が、MLB本塁打ランキングをリードする今季34本目のホームランを放った」と投稿。続けて「オオタニは現実離れしている」とコメントし、二刀流スターの大活躍に驚嘆した様子を示した。

 今日の試合でも大谷翔平が豪快なアーチを披露し、現地を沸かせた。後半戦ではすでに2本のアーチが飛び出しており、量産体制で本塁打ランキングトップを独走する。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「現実離れしている」2試合連発、34号ソロの大谷翔平に米識者は驚嘆「この一発を打てる選手はそうそういない」