圧巻のアーチを放ったもののチームは逆転負け。大谷に笑顔はなかった(C)Getty Images

 現地7月16日(日本時間17日)、エンゼルス大谷翔平は本拠地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。9回に2試合連発となる今季34号のソロ本塁打を放った。しかし、チームは救援陣が崩れ、アストロズに逆転負けを喫した。

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 2点を追う9回の第5打席、大谷は相手4番手のフィル・メイトンが投じた高めの速球を振り抜き、センターのフェンスを越えるアーチを放った。打球速度は105・4マイル(約169・6キロ)、打球角度は27度、飛距離は411フィート(約125・3メートル)を計測する豪快な一発だった。

 今季34号を放った大谷は現在、ア・リーグ本塁打ランキングのトップを独走中で2位のロベルトホワイトソックス)に7本差をつけている。“異次元”の活躍を披露している大谷だが、現地では連日のように、その去就が話題になっている。エンゼルスマイク・トラウトアンソニー・レンドンなど主力の故障が相次いでおり苦しい状況が続いている中、現地8月1日に迫る期限までに球団が大谷のトレードに踏み切るのではないかという憶測が強まっている。

 トレードの移籍先候補には様々な球団が挙がっているが、意外な球団の名前も浮上している。米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』は「レイズ、2023年のMLBデッドライン前にエンゼルスに連絡する見込み」とのタイトルで記事を配信し、レイズがトレードでの大谷獲得に参戦する可能性を伝えた。

 同メディアは『タンパベイ・タイムズ』紙のマーク・トプキン記者のコメントを紹介。「ア・リーグMVPの最有力候補であるオオタニをフロリダに連れてくる可能性を探るため、ロサンゼルスに電話をかける可能性がある。MLB最高の選手がMLB最高のチームに加わるというのはエキサイティングな提案だ」と語った内容を伝えた。レイズは現在、ア・リーグ東地区の首位を走っている。

 また、同メディアは「レイズはオオタニを獲得するための“ワイルドカード”であり、彼を追いかけるために他に類を見ないほどアグレッシブだ」と記載。レイズ二刀流のスーパースターを獲得するために本気で動いていることを報じた。

 さらに、「レイズがオオタニを加えることができれば、ワールドシリーズ優勝候補の筆頭になるだろう」とも言及。トレードが実現すれば、さらに強力なチームになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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