9回に4失点して敗れたエンゼルス。ネビン監督は「この負けは痛い」と語った(C)Getty Images

 現地7月16日(日本時間17日)、エンゼルス大谷翔平は本拠地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2試合連発となる今季34号のソロ本塁打を放った。しかし、チームは救援陣が崩れ、アストロズに8-9で逆転負けを喫した。

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 チームにとって痛い敗戦となった。エンゼルスのネビン監督は8回に守護神のカルロス・エステべスを投入。しかし、アストロズの5番打者チャス・マコーミックに2ランを浴びて2失点を喫した。2点リードで迎えた最終回にはハイメ・バリアが登板。右腕はアレックス・プレグマンとカイル・タッカーに2者連発の一発を許し、この回だけで4失点を喫した。

 その裏のエンゼルス打線は大谷翔平のソロ本塁打で1点を返し、一、二塁と同点のチャンスを作ったが、相手のスーパープレイに阻まれ、アストロズに逆転負け。悲願のプレーオフ進出へ負けられない戦いが続いていたエンゼルスだが、チームにとって痛い敗戦となった。

 地元紙『Orange County Register』は記事を配信し、試合後の会見で語ったネビン監督のコメントを紹介。同監督が「この負けは痛い」と語ったことを明かした。また、8回に守護神のエステベスを起用したことについて記者から質問されたネビン監督は「あそこでエステベスに行くのは非常に珍しいことだが、相手が打線の中心だったということもあり、私たちのベストをぶつけたまでだ。そして9回はバリアに託したが、上手くいかなかった」と理由を説明した。

 また、同メディアは記事内で「エンゼルスは9回に悪夢のような結末が待っていた。土曜日の劇的な勝利から、リリーバーの酷使が日曜日にエンゼルスを苦しめた」と敗因を分析した。

 最終回に大谷が今季34号のアーチを放ったものの、痛い敗戦を喫してしまったエンゼルス。『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者も自身のTwitterで「ショウヘイ・オオタニは明日の朝、トレードを要求すべきだ」とツイートし、逆転負けのエンゼルスを嘆いた。

 MLBのトレード期限は現地時間8月1日エンゼルスの成績によって大谷の去就に大きな影響を及ぼしそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平が34号弾も逆転負けのエンゼルス 裏目に出た投手起用に指揮官が言及「私たちのベストをぶつけたまで」