7月25日(火)にスタートする、深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の9作品目『埼玉のホスト』(毎週火曜深夜1:00-1:30、TBS※一部地域をのぞく)の制作発表が、7月18日に都内で行われ、主演の山本千尋をはじめ、福本大晴(Aぇ! group)、楽駆、木村了、中沢元紀、田中洸希、濱尾ノリタカ、守谷日和、中山咲月が役衣装で登壇。会見では、撮影中に起こったハプニングや、「出演者にこれだけは言っておきたいこと」などをテーマに出演者たちがトークを繰り広げた。

【写真】“胸キュン”テクで共演者を沸かせる福本大晴

■ “埼玉”が舞台のラブストーリー&青春コメディー

同作は“何もかも中途半端な埼玉のホストたち”と、“ある秘密を持つ歌舞伎町トップホスト”、そして“男だけでなく人間全般を信用しない女”が目標のために時にぶつかりあい、時に励まし合い、新しいラブストーリー&青春コメディー。

数々の飲食店の経営を立て直し、業界では名の知れた人物である荒牧ゆりか(山本)は超優秀なコンサルタント。そんな中、ゆりかのもとに「歌舞伎町トップホストクラブからの買収危機にある、埼玉のホストクラブ“エーイチ”の経営を立て直してほしい」という依頼が入る。

冷徹なゆりかはバシバシと「エーイチ」のダメな点を挙げていき、ナンバーワンホストを見つけるために “スカウト活動”に勤しむ。しかし、ついに見つけた青年は「植物としか喋れない超奥手な農家の息子」。

あらゆる策略を立てながら「エーイチ」を立て直すために奮闘するゆりかとホストたち。一方で、買収を企てる歌舞伎町No.1ホストにはある秘密があって、というストーリー。

■ドラマの見どころは「個性溢れるキャラクターたち」

会見前、スタジオの奥にスタンバイする出演者たち。すると、福本が一人記者たちの前に進み「よろしくお願いします!」と元気にあいさつをして回った。まさかの展開に記者たちが少々ザワつく中、南波雅俊アナウンサーの進行で会見がスタート。

ドラマの見どころについて聞かれると、山本は「ホストクラブ『エーイチ』のみんなの個性溢れるキャラクターと、“おバカさ”が愛おしいところ、それとは対照的に、楽駆さん率いる『ラブ2000』がすごく神々しい空間なんです。あと、キセキ役の福本大晴くんは、この夏一番のヒロインだと思っています!」とにっこり。

他キャストたちから「お!」「頼むよ!」といった声が上がる中、福本は「たしかに、僕がこの夏一番のヒロインかもしれないですね。ラブコメの部分もあるので、僕がヒロインとしてキュンキュンさせられるんじゃないかな」とコメント。すると、守谷が少しカタコトになりながら「マジ、ビジュ爆発ですよ!」とアピールし、会場の笑いを誘った。

■守谷日和の“役者魂”がきっかけでNGに

また、撮影現場で起きたハプニングについて問われた木村は「山本千尋さんは、今見て分かると思うのですが結構な“ゲラ”なんです。犯人はだいたい(守谷)日和さんなんですが、(山本と)二人でのシーンは笑いが止まらなくてOKが出ないんです(笑)。」とまさかの告白が。

すると、守谷はすぐに「僕は何にも笑かすつもりはないんですよ! 演出通りにやっているだけなのに、ただ顔が近いだけで笑うんですもん!」と弁解を開始。しかし、すぐに山本がカットインし「毎回変えてくるの」と悔しそうにつぶやくと「毎回変えるのは僕の役者魂なので!」と反撃。テンポのいい掛け合いを見せ、会場を盛り上げた。

■同学年・福本大晴の“行動”に感化「すごいなと」

その後、「出演者にこれだけは言っておきたいこと」をテーマにトークを繰り広げることに。中沢は「大晴に“ありがとう”と伝えておきたいことがあって」と前置きをすると、「連日撮影が続いている時に、スタッフさんを含めて皆さん疲れが溜まっている時があって。そしたら、すてきなお弁当を差し入れしてくれたんですよ!」と、福本の粋な“差し入れ”について暴露。

他のキャストからも「うまかった!」などの声が上がる中、福本は「言い過ぎなんですよ! すれ違うたびに“本当にありがとう”って(笑)。」と、どこか照れくさそうな様子。中沢と同じく、福本と同学年だという濱尾は、そんな行動に感化されたそうで「あのお弁当を差し入れできるのはすごいなと思って。やっぱり俺らもいつか入れられるように、そして差し入れする時には“僕からの感謝の気持ちなんで”と言ってみたいです」と語った。

■福本大晴の“必殺テクニック”を山本千尋が絶賛

会見の終盤では、制作発表の様子を生配信で楽しむ視聴者のために、ホストクラブ「エーイチ」の世界観を体験してもらうコーナーも。ホスト役のキャスト陣がキュンとさせるホストならではの“必殺テクニック”を披露した。

トップバッターは、歌舞伎町No.1ホスト役を演じる楽駆。“ノーイメージ”でステージ中央に立った楽駆は、“姫”を高い高いすると「痩せた?空気かと思ったわ。空気ってさ、植物や人間にとって一番必要だよね。本当にお前のことが一番大事だ! だから、今の彼氏と別れて俺のそばにいてくれよ。いや…いろよ」とカメラ目線で言うと、独特な世界観を作り上げ、キャストたちから総ツッコミを受けていた。

その後、中沢&田中ペア、濱尾が披露し、ラストは福本でコーナーを締めることに。幼なじみと待ち合わせしているというシチュエーションからスタートすると「結構待ったわ、どこ行ってたん?道迷ったんか。ちょっと行く前に言いたいことがあって…言っていい?なんでそんなに距離とるの」と言うと、記者の間を通って、生配信用のカメラに急接近。

そして「毎年幼なじみとして夏祭りに行っていて、ずっと友達としてだったけど、今年からは恋人として行ってくれへん?」と告白、カメラに近づくとそっとキスをした。まさかの展開にキャストたちは大興奮。山本も「さすがうちにNo.1ホストですね!」と絶賛していた。

■「仲間と出会い、成長し、乗り越えていく青春群像劇

最後に山本は「このドラマは一人一人がコンプレックスを抱え、挫折と後悔を繰り返しながら、仲間と出会い、成長し、乗り越えていく青春群像劇になっています。見てくださる方の“明日の一歩”が明るくなる、そんなドラマになっていると思っているので、ぜひ何度も見てください」と力強くアピールし、会見を締めくくった。

ドラマストリーム『埼玉のホスト』の制作発表会見が行われた/ ※ザテレビジョン撮影