日本オリジナルのK-POPバラエティ番組「let me Know K-POP!」は、毎回1組のK-POPアーティストの魅力をスペシャルライブ、トーク、ゲーム…とあらゆる面からたっぷり堪能できるK-POPファン必見プログラム。今回、めでたく10回目を迎え、9人組のボーイズグループ・DKB(ダークビー)があっと驚く特技を連発して記念の回にふさわしい盛り上がりを見せた。

【写真】番組MCは、SUPER JUNIOR・イトゥク(中央)、キム・ジェファン(左)、fromis_9のセロムの3人

■再起サバイバル番組をきっかけに人気急上昇

DKBは、2020年2月に韓国でデビューし、同年7月には日本デビューもした。歌、ダンス、ラップ、全てにおいて高いスキルを持ったグループだが、実力に見合った人気があるとは正直言えない状況が続いた。しかし、2023年に再起を賭けたボーイズグループのサバイバル番組「PEAK TIME」に参加し、一気に知名度がアップ。実力の高さも知らしめ、最終4位に。その後、今年6月のカムバックでは、アルバムの初動枚数が前作から900%増となった。「PEAK TIME」は日本でも同時放送され、日本での人気も急上昇。9月には東京と大阪でコンサート開催予定だ。

スタジオに登場した彼らは、まず今回のカムバックのタイトル曲「I Need Love」を披露。ツラくて孤独な時に力になる暖かいメッセージが込められたハウスポップで、“カル群舞”と呼ばれる一糸乱れぬ揃ったダンスが見ていて気持ち良かった。

日本での人気にMCのキム・ジェファンに、日本での人気急上昇の話題を振られた彼らは、今年4月に発売した日本の2ndミニアルバム「REBEL」がオリコンランキングでデイリー1位になったと報告。MCのイトゥクは日本語で「スゴーイ!オメデトゴザイマス!」と彼らの功績を讃えた。

今日の番組への意気込みを聞かれ、ヒチャンは「韓国のことわざに“潮が満ちた時に櫓(ろ)を漕げ”という言葉があります」と言い、メンバーたちも「今日は一生懸命、櫓を漕ぎます!」とやる気をたぎらせた。

■アイドルの大先輩・イトゥクから、刺さりまくるアドバイス

実はDKBは、ロールモデルがMCのイトゥク率いるSUPER JUNIOR。自分たちも彼らのように長く活動したいそう。そこでジェファンがイトゥクに、グループ長続きのコツを尋ねると、「どのグループもケンカがあります。でも“もう解散だ”とだけは絶対言わないで。恋人や夫婦の関係と同じ。“別れよう”“離婚しよう”って言っちゃダメでしょ?」とアドバイス。そして「ケンカになって、胸ぐらをつかんだり、寮に帰ってこなかったり…」と言うと、全員心当たりがあるのか大笑い。「とにかく“もう(活動を)やめよう”だけ言わなければいいです。ガマンして」という、経験者ならではのアドバイスに、「すごくリアル」と、みんな刺さったようだった。

自己アピールコーナー「Fill the Blanks」を本格的に始める前に、ラップ担当のGKとイチャンが、MC3人をテーマにしたラップを披露。自分たちをリスペクトしたライムに3人のテンションは爆上がり。ジェファンは興奮して台本を破ってしまうほどだった。続いて、2人に負けじと、日本人メンバーのユクがビートボックスを本邦初披露。初めて見るユクの知られざる才能に「おい!何だコレ!」などとメンバーは大騒ぎ。あまりの上手さに皆思わず立ち上がる。セロムもイトゥクも過去イチの盛り上がりを見せた。

■瓦割り、回転蹴り、アクロバット技…目が離せない特技連発

番組史上最高の盛り上がりの中、最初の自己アピールはジュンソ。ゲームセンターパンチングマシーンで1位になったことがあり、もしかしたらその記録はまだ破られてないかも知れないほどの威力だったそう。腕力だけじゃなく体幹も強く、仰向けに寝た状態から手を使わずに起き上がる特技を披露。一見、誰でもできそうに見える為、ジェファンが挑戦することに。だが、いざやってみると、背中で床の掃除をするばかりで全く起き上がれない。その姿に全員大ウケ。ジェファンのオモシロ度合いは回を追うごとに増していて、番組の見どころの1つでもある。

ひと笑いあった後、ジュンソは30枚の瓦割りにも挑戦。それに対して、幼い頃にテコンドーをやっていて金メダルを獲ったこともあるルンが、メンバーが持つ板を連続して回転蹴りで割っていく特技を。最後にジュンソが持っていた板だけ割ることができなかったのだが、すかさずジュンソが板を割り、ルンの成功を捏造(笑)。その後、同じくテコンドー経験のあるテオもアクロバティックな大技に挑戦した。

続いて、D1がフットサルで戦ったこともあるジェファンに、リフティング対決を申し込み。同世代の中ではサッカースキルで一目置かれているというジェファンに勝つことができたか、是非番組で確認してほしい。

■ユクが食べたがった物は、何と…!?

そして最後のアピールは、ユク。何でも食べられる、と言って、リクエストして用意されたのは…何と虫!メンバーが怯えまくるのを横目に、「ワクワクするなぁ」と、未知の食べ物に躊躇なくチャレンジ。生きた虫にも挑戦しかけたが、イトゥクが「見たくない」と強制阻止。「一口だけ…」とユクは残念そうだった。

様々なチャレンジで魅力を爆発させた後は、再びスペシャルライブ。愛する人と旅に出たい気持ちを歌った、夏にぴったりのさわやかな「Get Away」でスイートな姿を見せた後は、「PEAK TIME」のファイナルで披露した、MONSTA Xのジュホンプロデュースの「Turning Point」を。彼らのエネルギーが爆発した、DKBの新たな名刺がわりとなる1曲だ。

アーティストとしての魅力を充分見せた後は、ゲームコーナーでバラエティ魂を発揮。ご褒美のサムギョプサルを賭けて、年齢順に3チームに分かれ、口にくわえた紙皿に乗せた小麦粉を時間にどれだけ多く運べるかを競った。続く、大縄跳びを跳べた回数がプレゼントの当選者数になる「Jumpresent」でも大健闘した。

■「DKBからエネルギーを受け取ってほしい」

「PEAK TIME」への参加からここまで、ずっ走り続けて疲れていた彼らは、今日の収録で思いっきり遊べてリフレッシュできたそう。そして最後に、ユクが「こうやって日本の皆さんに僕たちが楽しんでる、また新しい姿を見せることができてホントに嬉しいです。もっともっと僕たちのことを知っていただけたらいいと思います」と挨拶。「DKBからエネルギーを受け取ってほしい」と言う彼らだが、その言葉通り、見ていると元気になれた60分となった。

「let me Know K-POP!」は、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」とサービス提供中の「ひかりTV」で独占配信中。毎週木曜日に新しい回が追加される(※休止の場合あり)。

◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部

多才な特技を披露して番組を盛り上げたDKB/(C)NTT DOCOMO, INC.