LE SSERAFIMやNewJeansなどが所属している事務所を傘下に持つ「HYBE」と、「CJ ENM」による合同JVレーベル「BELIFT LAB」による新プロジェクト、『R U Next?(アーユーネクスト)』。

(参考:【写真】脱落してしまった日本人参加者

 7月14日に放送された3話はついに脱落者の発表を含む、シビアな内容となった。後半では新たなレベル分けの結果、そして次のラウンドへの展開が明らかになる。

 前回に引き続き行われた第二ラウンドは二つ目の勝負、HIGH-AとMID-BによるNewJeansの「Attention」を審査楽曲としたバトルへと進む。それぞれが困難と葛藤を乗り越え、期待と緊張を膨らませた面持ちでステージに登場した。

 しかしメンバーの不安とは裏腹に、終わった瞬間にはコーチ陣から「みんなのファンになりそう」という言葉が漏れる。それほど、目を奪われるステージだったことは間違いない。

 HIGH-Aの中で最高得点の603点を獲得したのはジョンウン。楽曲と自分のイメージをぴったりあわせ、自分のものにしたことが評価された。MID-Bの最高得点はシャネルの626点。イヒョンから「本当に本気を出したね、素晴らしかった。ずっと目を奪われた」とコメントをもらうほどの出来だったようだ。結果はMID-Bの平均点が527点、HIGH-Aの平均点が589点で、総合的にはHIGH-Aの勝利となった。

  最後はLOW-AとHIGH-BによるENHYPENの「GIVEN-TAKEN」対決。

 練習開始前に行われたユニットごとのパート分けでは、どちらも時間が長く有利な1番を狙う展開に。ヨンソは納得していない様子だったが、ジャンケンでLOW-Aが勝利し1番のパートを担当することとなった。HIGH-Bはその分キリングパートを担当するために闘志を燃やしていたが、「表現力オーディション」でジヒョンが9票を獲得。HIGH-Bは見せ場が少ない状態で練習に進んだ上に、アイリスの歌声にも少しずつ不安が募り始めてしまっていた。

 中間評価でも、一番に評価されたのはLOW-Aのジウ。HIGH-BはLOW-Aに埋もれてしまったとまで言われていた。また、アイリスが自分のパート以外歌うことができず、そうした点や意識が足りない部分などへの指摘が集中してしまう。

 しかし本番では全員が楽曲に合う空気を纏ってステージに登場した。イロハが大きく転倒してしまうというアクシデントもあったが、全体的に中間評価よりも大幅に成長した様子を見せた。転倒したのも、ジヒョンが本番中に落としたものをイロハが踏んでしまったのが原因だったようだったが、転んだ直後に自分で笑ってしまった部分を指摘された。一方で表現力豊かなジミン、ジウが大きく評価されていた。

 HIGH-Bの最低点はアイリスの463点、LOW-Aは449点のエナとなった。各ユニットの最終点数はHIGH-Bが550点、LOW-Aが545点で、5点差で勝敗がついた。

 全てのユニットの勝負が終了し、レベル分けと脱落者の決定が行われる。第二ラウンドの個人点数とステージの勝敗による総合判断でレベル分けが行われ、その結果LOWレベルとなった練習生の中から脱落者が出ることになった。

 まずはHIGHに上がっていく練習生から発表され、ヘウォンシャネルのみが名前を呼ばれた。MIDDLEへはHIGHから下がってくる練習生とLOWから上がってくる練習生が。MIDDLEへ降格になってしまったのは、ソヨン、ルカ。昇格になったのはジウ、ジヒョン、ジミン。

 LOWレベルへ降格となってしまったのは、MIDDLEレベルにいたモカ、ハスル、ユイサ。アイリスはHIGHレベルからLOWレベルへ降格した。この4人を含めた8人の練習生のうち、何人かが脱落することとなる。

 初の脱落者となってしまったのは、ユイサのみ。今回の脱落者は一人だった。ユイサは信じられないという気持ちと自分の魅力を見せることができなかった悔しさを滲ませた。

 今回のレベル分けの結果、それぞれのレベルに7人ずつという結果となった。しかし、LOWレベルの練習生は今後脱落者の候補となるプレッシャーと闘いながらステージに挑むこととなる。

 後日宿舎には順位表が貼り出され、一位がヘウォンであることが明らかになった。他のメンバーも自分の順位を確認し、最初の段階からの変動に喜んだり悲しんだり、それぞれの反応があった。

 そして続く第3ラウンドのジャンル発表のため、チョグォンが再び宿舎に登場。次回はハイヒールを履いてのヒールコレオに挑むこととなる。しかしそれだけでなく、3つのユニットに分かれた練習生たちはそれぞれが二つずつのジャンルでステージに挑むというルール。

 楽曲はf(x)の「4 Walls」、少女時代の「The Boys」チョンハの「Dream of you」の3曲だ。
 ユニット分けを行うのはそれぞれのレベルの一位。まずは18人の練習生が自分が入りたいチームのリーダーのところへ行き、定員7人の枠を誰が掴むかはリーダーが決めるという方式だ。ヘウォンはルカ、ウォンヒ、ジミンを追い出す形となった。

 選曲権を争う柔軟対決では ヘウォンユニットが勝利。ヘウォンが指定し、ヘウォンユニットは「The Boys」、イェウォンユニットが「Dream of you」、ソヨンユニットが「4 walls」を練習し本番に挑むことに決定した。

 オーディションは第3ラウンドに突入。今回も評価方法は同じとなるが、ベネフィットスコアは2位のユニットまで与えられるという変更点があった。また、今回のラウンドでの脱落者は3人となる予定だ。

 ビハインドシーンは「Dream of you」を担当するイェウォンユニットから。パート分けのためにユニット内での意見交換を行うが、出だしのパート1から争奪戦に。結果的にジミンに決定したが、うまくリーダーシップを取れないイェウォンに対するメンバーの不満が少し表情に表れていた。

 平等ではない展開にモカが勇気を出してオーディションに挑んでいったが、その結果リーダーのイェウォンが余ったパートを担当することになり複雑な空気になってしまった。

 ウォンヒもまた、挑戦するステージと自分の実力、そして他のメンバーとの実力など周りの環境と自分のギャップに苦しんでいた。

 迎えた本番。今回の課題であるヒールコレオに加え、「Dream of You」はスティックを用いたダンスが入る。

 フレッシュなステージが多かったこれまでのラウンドと大きくギャップを感じるような、大人な雰囲気と表情を全員が仕上げてきた

 しかし、終了直後にマイクを取ったギュリからは「まったくこのパフォーマンスの魅力が見えてこなかった、全員がつらそうに見えた」というコメントが。チョグォンからも、「チームワークが足りなかった」と、練習期間の空気の悪さが見えてしまっているかのような評価に。

 彼女たちの評価、そして続くユニットの結果はいかに。

 第3ラウンドに突入し、涙を見せる練習生の姿が多くなっている印象だ。それぞれがプレッシャーや不安に耐えながら夢のために全力で挑み続けている分、見ていて胸が痛くなるシーンも。しかし同時に、成長し続ける彼女たちの様子から勇気をもらうファンも多いのではないだろうか。

 ますます熾烈な争いになっていく第3ラウンドの詳細は、次回の放送で描かれるだろう。

(文=フルヤトモコ)

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