新幹線

本日20日、東海道新幹線車内チャイム音として親しまれてきたTOKIOの楽曲『AMBITIOUS JAPAN!』が終了する。ネット上では、20年間、たくさんの人の耳を癒やしてきたチャイム音が変わることを惜しむ声が続出。

「最後の日」に、同曲とTOKIOが歩んだ軌跡を振り返る──。

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■20年間、車内チャイムに採用

TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』は、2003年にリリース。同年10月の東海道新幹線品川駅開業とダイヤ改正などのPRキャンペーンで採用された。

その後約20年間、東海道新幹線車内チャイムに使用され、幅広い世代に愛された。だが、今年2月、JR東海7月20日で同曲の車内チャイムを終了し、21日の始発電車から新しいチャイム音に切り替えると発表したのだ。

新たなチャイム音には、ミュージシャン・UAの楽曲『会いにいこう』が採用される。


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■楽曲制作当時の「裏側」

長い旅にピリオドを打つことになった『AMBITIOUS JAPN!』。同曲は、『NHK紅白歌合戦』で歌われるなど、TOKIOのメンバーにとっても思い入れの深い曲だ。

あるテレビ局関係者は、楽曲制作当時のことを振り返る。

松岡昌宏さんがプロモーションビデオの監督を務め、新幹線のぞみとコラボした映像を撮影しました。新幹線をテーマにした映像を作るため、メンバー全員で電車が走る映像を100本以上見ながら、研究を重ねたそうです。TOKIOは全員礼儀正しい好青年で、いい作品を作りたいという熱い思いを持っており、業界内でも評判が良かったです。アイドルというより、『体育会系部活動の仲間』という雰囲気だったんですよ」(テレビ局関係者)。

メンバーの強い思いがあったからこそ、長く愛される曲になったのかもしれない。


■「アヤヤトゥーヤー」はメンバー内でも…

同曲が愛される所以はまだある。城島茂が歌う「あのフレーズ」だ。

サビ直前、城島がソロで「I get a true love(アイ・ゲット・ア・トゥルー・ラブ)」と歌唱する部分がある。ネット上で、このフレーズが「アヤヤトゥーヤー」に聞こえると話題になったのだ。

「ソラ耳フレーズ」は、TOKIO内でもネタになっていて…。

「昨年3月、バラエティ番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)の企画で、松岡さんとジャニーズJr.『Aぇ! group』の草間リチャード敬太さんが自転車熱海市内を走っていました。すると、2人の近くを東海道新幹線が横切り、松岡さんが『リーダーがいればな』と前置きし、『アヤヤトゥーヤー!』と城島さんの真似をして歌ったんですよ。TOKIOのメンバー内でも、城島さんがこのネタでイジられることが多いみたいです(笑)」(前出・テレビ局関係者)。

ネットのネタが“公式”認定されているようだ。


■ネットでも名残惜しむ声

令和になっても、多くの人に親しまれた『AMBITIOUS JAPAN!』が、新幹線チャイム音を「卒業」することはネット上でも話題に。

「自分にとって、新幹線のイメージ曲そのものだった」「この曲が聞こえてくるとワクワクしたな。さみしい」「ただ聞くだけならいくらでも聞けるけど、新幹線車内で聞けなくなるのは悲しい」「この前、関西出張からの帰りが自分の聞き納めだったわ」など、名残惜しむ声が多数あがっている。

今日で聞き納めとなるが、いつの日かこの曲を新幹線で聞ける日は必ず来るはず。しばらくの間、旅立つ曲に“Be ambitious”!

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

東海道新幹線の名物、TOKIO『AMBITIOUS JAPAN!』が今日で終了 ネットで惜しむ声続出