オフロード向け電動クロスオーバー
フォードは、EVのマスタング・マッハEをベースとするオフロード対応モデル「マスタング・マッハEラリー」を公開した。
【画像】ラリークロス愛好家が考えたオフロードEV【フォード・マスタング・マッハEラリーと標準車を写真で比較】 全28枚
まだ詳細は明らかにされていないが、生産が予定されており、今後数か月以内に発表予定だという。
フォードのEVプログラムを率いるダレン・パーマー氏はAUTOCARに対し、マスタング・マッハEラリーのアイデアは新しいチーム「オールウェイズ・オン」のラリークロス愛好家から生まれたと語った。同チームは、顧客やソーシャルメディアからのフィードバックを注視し、無線アップデートやモデルライン追加の開発に反映させることを目的に設立されたものだ。
「チームメンバーの1人がラリークロスをやっていて、彼がアイデアを出したのです。『このクルマには伝統がある。ラリークロスのバージョンを作ったらどうだろう? 過去にやってきたことと合うのではないか』と」
「アイデアがあるなら、それを進めて試してみるというのがわたし達の姿勢です。そこで、彼ら(オールウェイズ・オン)は純粋な情熱でクルマのモデルを作った。ホイールを装着し、リフトアップした。そして、どんなクルマになるかをスタイリングした。わたし達は彼らに自由を与えたのです」
「そして、そのモデルを首脳陣に見せた途端、わたし達が過去に行ってきたこと、そして人々が好きそうなことにとてもよく合っていると言われたんです」
パーマー氏は、同プロジェクトは構想から発表までの期間が約1年半というフォードの「ゴー・ファースト」プログラムの1つであっため、予想よりも早く結実したと説明する。「ものすごい速さでした」
マスタング・マッハEラリーは、標準の四輪駆動モデル(最高出力350ps)をベースにしており、パワートレインはほとんど変更されていないと考えられるが、オフロード走行を視野に入れた改造は広範囲に及ぶと予想される。
英国で公開されたマスタング・マッハEラリーのプロトタイプは、オフロードでもテストされたという。
パーマー氏は詳しい仕様や性能への言及は避けたものの、「車高は十分」であり、「ターマックでもその他の路面でも非常に安定している」と語った。極めて正確な加速制御と、新しいバッシュプレートによって保護された床下バッテリーの軽量化などが主な変更点として挙げられるとのことだ。
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