ヘンリー王子とメーガン妃が、エリザベス女王の国葬後、米大統領専用機“エアフォースワン”に乗って米国に戻ることを要求したと報じられた。国葬には米ジョー・バイデン大統領とジル夫人が参列していたが、ホワイトハウスヘンリー王子夫妻のリクエストを即座に拒否したという。夫妻の要求は「筋が通らない」との合意に達し、議論する必要もなかったそうだ。

ヘンリー王子メーガン妃は昨年9月3日チャリティイベントに出席するため民間機で英国に到着していた。しかし8日にエリザベス女王が崩御したことから、夫妻は帰国予定を変更して19日の国葬に参列するため滞在を延長した。夫妻は国葬の翌日にロンドンを発ち、2人の子供達が待つ米カリフォルニア州へと戻った。

英メディア『Daily Mail Online』が現地時間19日に報じたところによると、ヘンリー王子夫妻は当時、米国の大統領専用機“エアフォースワン”に乗って米国に戻ることを要求していたという。

エアフォースワンとは、米空軍の航空機に米大統領が搭乗した際に使用する無線通信のコールサインだ。米大統領専用機であっても、大統領が搭乗しなければこのコールサインは使用されない。

米ジョー・バイデン大統領ジル夫人は昨年9月、女王の国葬に参列するためエアフォースワンイギリスを訪れており、国葬前日の9月18日チャールズ国王が主催したレセプションにも出席していた。

同メディアの情報筋によると、ヘンリー王子夫妻はエアフォースワンで米国に戻るリクエストをしたものの、ホワイトハウスは即座に拒否したそうだ。夫妻からの要求は「筋が通らない」との合意に達し、この問題について議論されることはなかったという。

さらに別の人物は、もし夫妻がエアフォースワンを使用した場合、「大変な騒動を引き起こした可能性があり、(バッキンガム)宮殿や新国王(チャールズ)との関係もこじれたでしょう」と語っている。

2022年4月にはオランダの首都ハーグで、ヘンリー王子がパトロンを務める負傷軍人のための国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」が開催された。ジル夫人はこの大会に招待されていたが、王室とヘンリー王子夫妻との関係がぎくしゃくした中で自身が出席すれば、王室は不快に思うだろうとの懸念から出席を辞退したと言われている。後日、ホワイトハウスは、バイデン大統領が同大会のために大統領代表団を派遣すると発表していた。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2018年7月10日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex arrive in Dublin for their first official visit to Ireland」』『Joe Biden 2023年7月14日付Instagram「Jill and I are excited to fly out one lucky grassroots supporter and a guest to meet us at an event.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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