一般社団法人 愛知eスポーツ連合(JeSU愛知、所在地:愛知県名古屋市、代表:片桐正大)は6月26日、第29回愛知・名古屋eスポーツ研究会を開催しました。今回のテーマは「なぜ企業はeスポーツチームとコラボするのか」。DetonatioN FocusMeや名古屋OJAなど、eスポーツチームと協業する企業からゲストスピーカーを招き、先進事例を紹介しました。

東海エリアに本社を構える企業から登壇者を招待。地元から全国、世界へと展開する事業を紹介しました

講演では株式会社おやつカンパニー・中村陽介氏をはじめ、株式会社二デック・高橋大氏、弊社団代表理事・片桐正大が登場。その後行われたトークセッションには、株式会社ホテラバ代表取締役社長・岡田英幸氏も参加しました。また、弊社団の活動報告及び、東海エリアでスポーツビジネスやeスポーツの活動に取り組む「名古屋・東海スポBizカレッジ ”ガチスポ” 」について、活動報告が行われました。

「ファンに喜んで頂ける施策を通じて、おやつカンパニーにも愛着を持ってもらえたら」(中村氏)

中村氏(株式会社おやつカンパニー・マーケティング戦略2部新規ブランド課リーダー)はeスポーツに着目した理由について、若年層の”菓子”離れに言及しました。人気商品「ベビースターラーメン」が持つ「懐かしい」「子供っぽい」といったイメージを払拭するため、テレビを通したマス広告からデジタルへと移行。ネットとの親和性が高いeスポーツに注目しました。

2018年3月にプロeスポーツチーム「名古屋OJA」のカードゲーム部門とオフィシャルパートナー契約を締結し、「名古屋OJA ベビースター」が誕生。コロナ禍では、それまで重視していたファンとのオフラインイベントから、選手との商品開発へとシフトしました。ストリートファイターリーグSFL)に参入する「名古屋OJA BODY STAR」や株式会社カプコンとコラボした新商品「STREET FIGHTER6×BODY STARプロテインスナック (ステーキ味)」の発売も報告。今後も、ファンにより楽しんで頂けるイベントを通して、おやつカンパニーは中々面白いことをやってくれていると、愛着を持ってもらえるようにしたいと語りました。

「コロナ禍の巣ごもり需要は我々にとって追い風だった。ゲーマーのメガネと言えばG-SQUAREという認識を目指す」(高橋氏)

高橋氏(株式会社二デック・コート事業部営業部コンシューマー課課長・コート営業推進課課長(兼任))は、医療機器や眼鏡機器の製造・販売を行う同社で、一般消費者向けのコンシューマー部門を立ち上げた人物。プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming(現在はDetonatioN FocusMe)」とスポンサー契約に至った経緯やゲーミングアイウェア「G-SQUARE」の共同開発、eスポーツ業界進出に対する社内外の反応などを紹介しました。

2014年の開発部時代にチーム関係者に出会ったことをきっかけに、周辺業界の株式会社SANKOやLogicool Gと出会った”つながりの波及”を紹介。チームの公式オンラインストア「DNGストア」運営や家電量販店でのグッズ販売エリア展開など、多岐にわたるビジネス展開を報告しました。「どのチームと協働すべきか」「eスポーツは儲かるのか」「ゲームと関係がない企業だが参入しても大丈夫か」など、eスポーツ黎明期から携わる自身ならではの経験談を共有しました。

東京ヴェルディeスポーツGMを兼ねる片桐も取り組みを紹介

片桐(弊社団代表理事、東京ヴェルディeスポーツ GM)は、自身が携わる東京ヴェルディeスポーツの活動を報告しました。本拠地である東京都の情勢に触れ、23区では若年層減少に伴い小エリア・少人数によるアーバンスポーツが台頭すると発言。世界4大会計事務所とも言われるPwCジャパングループとの協業事例を紹介しました。選手のパフォーマンスをAIで可視化した技能分析プロジェクトなど、プロeスポーツチームを取り入れた事業を報告しました。

オンラインで参加した岡田氏を交えた、トークセッションの様子。参加者の疑問に答えました

講演後はトークセッションを行いました。冒頭で岡田氏(株式会社ホテラバ代表取締役社長)は、日本最大級を誇るカラコン通販サイトの運営事業やFENNEL VALORANT女子部門のネーミングライツ獲得を紹介。その後は、3氏が会場から寄せられた質問に答えました。選手による商品PRで”案件感”を減らすコツやSNSで炎上した際のクレーム対処法など、実体験に基づくアドバイスが飛び出しました。

弊社団のインターンとして活躍中の森川さんが弊社団の活動を報告。

森川さんは、愛知県内で行われたeスポーツイベント、アイシン・エーアイダブリュ労働組合主催の「A.A.W eSports Festival」での活動報告や立ち上げに携わったプロスポーツチーム「名古屋OJA Baseball5」のイベント予定を報告しました。

三期運営代表を担う鈴木さん。ガチスポへの参加を呼びかけました

愛知eスポーツ連合が主催する「名古屋・東海スポBizカレッジ ”ガチスポ” 」で学ぶ学生の多くが、弊社団のインターン生として活躍しています。鈴木彩世さんは、6月に開講した第三期の活動報告を行いました。

研究会後には、ゲストスピーカーを交えた名刺交換を兼ねた交流会が行われ、閉会後にも多くの参加者がその場に残る盛況を見せました。

本研究会は2019年11月にスタートし、毎月異なるテーマを掲げて、東海エリアの賛助会員企業や官公庁、地方自治体、企業、団体へ情報発信を行っています。eスポーツの正式種目化が有力視される「第20回アジア競技大会2026/愛知・名古屋」に向けて、JeSU愛知は今後も積極的に活動して参ります。

■一般社団法人 愛知eスポーツ連合とは?

愛知eスポーツ連合は「愛知・名古屋を中心とする地域においてeスポーツを統括し、その普及振興を通して経済社会の発展に寄与する」ことを目指し、2018年2月に前身の愛知県eスポーツ協会から名称変更し、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)の地方支部認定をうけました。さらに2019年10月10日に一般社団法人化し、「第20回アジア競技大会2026/愛知・名古屋」の開催をひかえるこの地域において、その種目としての採用が有力な「eスポーツ」とそれをとりまく経済の可能性をお伝えすることで、地域経済発展への寄与を目指して参ります。

[愛知eスポーツ連合 組織体制](2023年3月末時点)

名誉顧問:

大村 秀章   愛知県知事

河村 たかし  名古屋市


顧問:

すずき 英敬  衆議院議員

寺西 むつみ  愛知県議会議員


代表理事:

片桐 正大


[愛知eスポーツ連合 賛助会員企業](2023年3月時点)

※希望によりロゴを掲出しない企業様がございます。


■愛知eスポーツ連合 賛助会員

一般社団法人 愛知eスポーツ連合は、愛知を中心とする地域においてeスポーツを統括し、その普及振興を通して、経済社会の発展に寄与することを目的としております。「夢をつくる」「産業をつくる」「社会に応える」の理念に共感し、共に歩んでいける企業様と共に活動しております。2023年2月末時点で24社※1になりました。

※1 ロゴの掲出を希望しない企業様を含む。


■新規会員の募集

愛知eスポーツ連合は、eスポーツを通してともに愛知・名古屋を牽引してくださる企業を募集しております。また、愛知県の自治体様からのご相談も多数受けております。eスポーツに取り組みたいとお考えの企業様、自治体様は下記お問い合わせまでご連絡いただけますと幸いです。


■本件に関するお問い合わせ

info@aichiesports.com (事務局 松本)

配信元企業:一般社団法人愛知eスポーツ連合

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