MAD IWATE 高岩遼 doooo

個人的に100年ぶりぐらいの感覚で降りた新宿駅。ここ最近、TVにはトー横や歌舞伎町タワーしか映らないので、新宿3丁目付近で目に映る風景はどこか新鮮だ。そんな気分で訪れたのは、Qeticではお馴染み、筆者も度々インタビューの機会に恵まれている高岩遼が、ビームス ジャパン(4F・TOKYO CULTUART by BEAMS)で開催するポップアップストア。その名は〈MAD IWATE〉──そう、“IWATE(岩手)”と冠したのには理由がある。今回のポップアップストアで高岩遼がタッグを組んだのは、同郷である岩手出身のDJ・プロデューサーで、人肉を模したシリコンと日用品を合体させたアート“人肉アイテム”が国内外、特に海外のセレブやアーティストにヒットしているdoooo(CreativeDrugStoreMOTHER FACTORY)だからだ。

MAD IWATE 高岩遼 doooo

音楽と故郷で繋がるふたりが、プロダクトと楽曲で〈MAD IWATE〉を表現

高岩遼。歌手、エンターテイナー。 1990年8月27日生まれ、岩手県宮古市出身。自身のルーツであるジャズからロック、ヒップホップまで、時代もジャンルもミックスさせたクリエイティブな音楽で「ロマンチックストリート」な表現を魅せている。18歳からジャズボーカリストとしてキャリアをスタートし、SANABAGUN.、THE THROTTLE、SWINGERZとして活動。2013年から2016年までの約3年間に行った路上ライブは4000回を超える。

2018年ソロデビューアルバム『10』をリリースし、ソロ活動が本格化。 自叙伝『30』、玩具店『good junk store Brother』、ウイスキーバー『Brother』をオープンするなど、音楽だけにとどまらず、多岐に渡り活動の場を広げている。

MAD IWATE 高岩遼 doooo

もともと枠に囚われていなかった高岩遼というエンターテイナーの挙動が近年、いい意味で、ますます凡人の想像の及ばない域に達してきている印象。個人的に今回のポップアップストアも、その延長線上にあるアクションのように感じた。 ポップアップストア開催の経緯としては、高岩遼と同郷であるdooooとの、音楽でのセッションが発端としてある。高岩遼は7月1日に、4年半ぶりのソロ作となる“anti hero(feat. doooo)”をゲリラで全国配信リリース。本楽曲のリリース記念として、ポップアップ最終日の7月23日(日)には、高岩遼×dooooのインストアライブも予定されている。 Qetic取材陣と共に訪れたのは、オープニングレセプションの7月14日(金)。営業を終えたビームス ジャパンの4Fに上がると、やや薄暗いフロアにはすでに人が集まり始めており、ラストの時間に向けて徐々にパンパンになっていく。そしてポップアップストアらしく、会場内では高岩遼がプロデュースしたオリジナルアイテムと、dooooの人肉アイテムがお披露目されていた。

MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo

まず、高岩遼の愛車の総柄をあしらったTOKYO CULTUART by BEAMSコラボのオリジナルシャツ。“IWATE”と記されたナンバープレートや、高岩&dooooがクルマから顔を覗かせるグラフィックなど、同郷コラボ感が満載のアイテムが受注販売されていた。また、岩手のダウンジャケットブランド・Hayachine MadeとコラボしたNIGHT-RIDERの展示も。

MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo

一方で、dooooは人肉アイテム(人肉サイコロ、人肉小銭入れ、人肉レコードアダプター etc)を展示販売。何度見ても、胸の奥底からゾワゾワさせる人肉アイテムの生身感は、いい意味で慣れない。今回の高岩遼とのコラボでdooooの存在を知り、ポップアップストアで初めて人肉アイテムを目撃した人もきっといるだろう。ぜひ、トラウマになってほしい。

MAD IWATE 高岩遼 doooo
人肉小銭入れ
MAD IWATE 高岩遼 doooo
人肉レコードアダプター

そしてもちろん、高岩遼とdooooのコラボ楽曲“anti hero”のオリジナルアイテムも販売。Tシャツ、ラバーキーチェーン、ステッカーなどのアイテムをポップアップ期間中に購入すると、8月27日(日)に都内某所で行われる高岩遼バースデーライブの先行招待情報と、当日会場で使用できるドリンクチケットが手に入る特典付きなので、これから行かれる方はぜひ。

MAD IWATE 高岩遼 doooo

会場内ではフリービアと、「good junk store Brother」で食べられる名物の“Brother Dog”が振る舞われた。そしてdooooのHHIPHOPを中心とした安定のDJタイムを挟んだのち、高岩遼がいよいよ出番と“高岩本店”の半被を着てマイクを握る。イベントの間、DJブースの裏にあるスクリーンでMVを流していた “anti hero”を来場者に向けて生披露。

MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo

この日はあえてのフルコーラスではなかったが、“anti hero”のメロウでダークな世界観の一端を、煙のように場内で漂わせた。全編を聴きたい人は、すでにYouTubeで公開中の、ビデオディレクター・ZENMAが手掛けたMVをぜひチェックしてほしい。そして間に合うのなら、7月23日(日)の最終日に行われるリリースインストアライブに足を運ぼう。

高岩遼/anti hero Feat. doooo(Prod. by doooo)Official Music Video

どうやら、高岩遼とdooooの絡みはこれで終わらないらしい。どこまで言っていいのかわからないが、今年に入って本格化している高岩遼のソロの動きに、dooooが大きく関与していると。今回のポップアップで現れた〈MAD IWATE〉の次なる上陸先は何処(いずこ)へ──音楽と故郷で繋がる高岩遼とdoooo、その邂逅と化学反応にしばらく注視しておくべし。

MAD IWATE 高岩遼 doooo
MAD IWATE 高岩遼 doooo

INFORMATION

MAD IWATE 高岩遼 doooo

MAD IWATE

2023年7月15日7月23日 会場:BEAMS JAPAN 5F 住所東京都新宿区新宿3-32-6 4F 電話番号:03-5368-7300 営業時間:11:00-20:00

インストアライブ】 7月23日(日)20:30~ 集合時間:20:10 ※フリー入場集合時間:20:20 【開催場所】BEAMS JAPAN 4F 【出演】高岩遼/doooo 【内容】ライブ ※フリー入場あり

【イベント参加方法】 7/15(土)~7/23(日) の期間内に4Fフロアで開催される【高岩遼 × TOKYO CULTUART by BEAMS POPUP STORE】にて、対象商品をご購入いただいたお客様に先着で【整理番号付き入場券】1枚配布いたします。 また、対象商品をお買い上げのお客様には8/27(日)都内某所(会場発表は招待券にて)に行われる「高岩遼バースデーライブの招待券」もお渡し致します。

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