ブランパンは 20 年以上にわたり、モナコ筋ジストロフィー協会に積極的な資金提供を行い、支援してきました。1953年発表のアイコンウォッチ、フィフティ ファゾムスの誕生から70周年を迎えたブランパンは、同協会が開催する「Only Watch 2023 オークション」のために、今年初旬に発表した「フィフティ ファゾムス 70 周年記念 Act 1」のスペシャルエディションを製作しました。独特のブルーを基調としたモチーフをあしらった記念の年にふさわしいタイムピースとなっています。
フィフティ ファゾムスは伝説的な遺産です。その生みの親はブランパンの当時の共同最高経営責任者ジャン＝ジャック・フィスターであり、黎明期のダイバーとしての自身の経験を活かして初代モデルを製作しました。深い洞察に基づいて彼が発明した機能や特徴の組み合わせは、腕時計の世界でダイバーズウォッチというジャンルを定義づけるものとなり、それ以降も定義し続けています。フランス、ドイツ、ノルウェー、イスラエル、米国など世界各国の主要な海軍がフィフティ ファゾムスを採用したという事実は、彼のビジョンが極めて明晰であったことを裏付けています。実際、米海軍が公式ダイバーズウォッチを選考するにあたり1957年から1959年にかけて厳格な試験プログラムを実施しました。フィフティ フ ァゾムスの他、スイスや米国の他のメーカーのダイバーズウォッチが試験の対象になりましたが、すべてのテストに合格したのは唯一フィフティ ファゾムスだけでした。ブランパンの採用について、海軍は次のように述べています。
「要約すると、ハードタック作戦においてブランパンの12本の水中時計を活用したが、その性能は事実上、完璧なものであった。この腕時計について、改善すべき点は見当たらない。」
Only Watch のために製作された 「フィフティ ファゾムス 70 周年記念 Act 1」スペシャル エディション は、1953年の初代と新世代のフィフティ ファゾムスの誕生を記念した 2つのランドマーク的エディション（2003年の 50周年記念モデルと 2007年のフィフティ ファゾムス）からインスピレーションを得ています。このユニークピースは、これら3つのモデルのDNAをしっかりと受け継いでいます。ブルーの逆回転防止ベゼルには耐傷性に優れたサファイアを採用し、丸みを帯びたドーム型のフォルムが魅力的な立体感を演出しています。外周に向かって色味が深くなる繊細なブルーのグラデーションで彩られたダイヤルには、蛍光塗料を施したインデックスを配置。3 時、6 時、9 時、12 時位置にアラビア数字、5分刻みの表示にはバトン型インデックスを配しています。それぞれに幾層ものスーパールミノバ(R)が塗布され、立体感と奥行きが生まれています。ムーブメントは、3つの香箱による5日間の安定したパワーリザーブを誇るブランパンの自社製キャリバー1315を採用。フリースプラングテンプとシリコン製ヘアスプリングを搭載し、高い精度と堅牢性を実現しています。 クリアなケースバックからは、高級仕上げのムーブメントや大型の石、そして NACプラチナ合金コーティングを施し「Only Watch Blancpain」の文字を配した18カラットのゴールド製ローターを眺めることができます。ステンレススティール製ケースは、先日発表された 「フィフティ ファゾムス 70周年記念 Act 1」と同じ 42.3mm 径です。 このエディションに装備されるブルーの NATOストラップは、海洋環境浄化活動の一環で海から撤去された漁網を再生・リサイクルしたナイロンを使用しています。
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