マイケル・ベイスティーヴン・スピルバーグタッグを組んだ『トランスフォーマー』(07)を皮切りに、シリーズ累計全世界興収48億ドルを突破するメガヒットを記録してきた「トランスフォーマー」シリーズ。その最新作にして、新シリーズの幕開けとなる『トランスフォーマービースト覚醒』が8月4日(金)に日本公開を迎える。

【写真を見る】登場するトランスフォーマーたちを徹底解説!個性あふれるキャラクターを総まくり

本作の舞台は、オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年。あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす規格外サイズの敵“ユニクロン”が地球を次の標的に動き出すなか、プライムは危機に立ち向かうべく仲間たちを招集。意図せず戦いに巻き込まれた人間のノア(アンソニーラモス)とエレーナ(ドミニク・フィッシュバック)、そして地球を救う新たな希望“ビースト”たちと共に立ち上がることに。

シリーズおなじみのオートボットに加え、新たに動物から変形するビーストトランスフォーマーたちが躍動することで、すでに封切られた世界各国では多くのトランスフォーマーファンを熱狂させている。そこで本稿では、本作に登場する“トランスフォーマー”たちを<オートボット><マクシマル>、そして敵勢力である<テラーコン>に分けて一挙に紹介していこう。

■おなじみのオートボットに、ニューフェイスも登場!

オプティマスプライム

オートボットのリーダー、オプティマスプライム。仲間を敵から守り故郷に帰すためには、命さえ惜しまない。戦闘モードに突入すると、その姿は最も輝かしく、戦闘能力はもはや伝説的。左拳にはイオンブラスター、右拳にはエネルゴンソードを装備し、シルバーのトリムが付いた光沢のある赤い1987年式のフレイトライナーFLAトラックにトランスフォームする。声を務めるのは、これまでのシリーズに引き続きピーター・カレン。日本語吹替え版はもちろん玄田哲章だ。

バンブルビー

オプティマスプライムの右腕バンブルビー。しゃべることができないため、ラジオを使って会話をする。愛くるしく社交的なキャラで人間ともすぐに打ち解けるが、自分を犠牲にしてでも仲間を救う覚悟はいつでもできている。黒と黄色の1977年シボレー・カマロにトランスフォームするが、現在は頑丈なオフロード仕様にアップグレードされている。

■アーシー

オートボットの情報員で狙撃兵のアーシー。彼女にスキャン分析されればどんな情報も筒抜け。ダークピンクと白の洗練されたドゥカティ916バイクからトランスフォームし、その小柄さを活かしたしなやかな動きで狙った敵は逃さない。二連式のイオンブラスターを装備したエリート狙撃手でもある。日本語吹替版ではファイルーズあいが声を担当する。

ミラージュ

オートボットのムードメーカー、ミラージュ。身を潜めるのが苦手で、むしろ注目を浴びることが彼にとってなによりの喜び。常に自信に満ちあふれ、生意気でもあるが、能力を目の当たりにすればそれも納得。もはや自分のスキルを見せびらかすことが、彼の原動力なのかも…。シルバーの964型ポルシェ911にトランスフォーム。日本語吹替版では藤森慎吾が声を担当!

ホイルジャック

発明家で科学者で技術者でもあるホイルジャック。南米に潜伏していたためスペインなまりがひどく、少し弱気な部分もあるが、知識量は随一で仲間たちから尊敬を集めている。地球を脅かす戦争を終わらせ、自分たちの惑星に平和に帰還できるよう尽くしている。茶色とクリーム色の1970年フォルクスワーゲンバンにトランスフォームする。日本語吹替えは武内駿輔が担当。

ストラトスフィア

オートボットの輸送担当ストラトスフィア。歳のせいか、気難しい性格で機敏な動きはできないが、皆から畏敬される存在。上空から仲間を戦場に落とし、援護射撃を行う。C-130ハーキュリーズのボディ、C-17グローブマスターIIIの翼、C-5ギャラクシーのコックピット、An-225リーヤの尾翼を融合させたミリタリーグリーンの輸送機にトランスフォームする。日本語吹替え版はチョー(長島雄一)が担当。

■シリーズファン待望の登場!マクシマルたちがスクリーンで躍動

■オプティマスプライマル

マクシマルのリーダー、オプティマスプライマル。轟くビーストモードのゴリラに変化すると、その巨大さに目を奪われる。プライマルの咆哮は敵の動きを止め、巨大な拳の一撃は地面さえも恐怖に震え上がらせる。賢明な緑の瞳の奥には怒りの渦が秘められており、相手は慎重に行動すべき。個性派俳優ロン・パールマンが声を担当、日本語吹替え版では子安武人が声を務めている。

チーター

マクシマル最速の戦士チータービーストモード時はチーターとなり、圧倒的なスピードで敵に気づかれることなく、背後から巨大な爪で襲いかかる。ジャングルで身を潜めているが、広大な平原に出ればホームグラウンド。もうそこは彼のものだ。日本語吹替え版では高木渉が声を務めている。

エアレイザー

マクシマルの偵察隊エアレイザー。ビーストモード時はハヤブサ。どんな状況でも冷静沈着に判断することができ、彼女の言葉には誰もが耳を傾ける。どんな敵が来ても常に第一線で行動し、上空から炎の雨を降らせる。声を担当しているのは『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたミシェル・ヨー。日本語吹替え版は本田貴子が担当。

■ライノックス

マクシマルの戦士ライノックス。ビーストモード時はサイになり、3.6トンもの巨大な体は、まさに足が生えた兵器。驚異的な強さを持ち、一度動き出すと止めることは不可能。あらゆる敵を破壊していく。

■エイプリンク

マクシマルの偉大な先導者エイプリンクのビーストモード時はゴリラ。誰よりも勇敢で、仲間を守るためなら命を差し出すことさえいとわない。彼はいつでも正しい選択へと導いてくれる、皆の頼れる存在。日本語吹替え版は大塚明夫が担当している。

■立ちはだかるのはテラーコンと強大な破壊神

■ナイトバード

テラーコンの究極の暗殺者ナイトバード。スカージに忠実に仕え、殺気立つチームの恐ろしい目的を致命的な力で実行するためだけに存在している。音を立てずに獲物に近づき、気付いたときにはもう手遅れ。陰影のあるマット銅のトリムが映える、漆黒の日産スカイラインGTR R33にトランスフォームする。日本語吹替え版は柚木涼香が担当。

■スカージ

混沌と破壊をもたらすテラーコン最恐のハンター、スカージ。テラーコンを指揮し、何千もの世界を何千年も破壊し続ける任務を遂行している。冷酷、狡猾、裏切り者で、なんとしても避けなければいけない存在。1994年ピータービルト359トレーラーにトランスフォームする。4本の排気管から黒い煙を吐き出し、おぞましく口を開けたようなフロントグリルはまさに怪物そのもの。日本語吹替え版は飛田展男が声を担当。

■バトルトラップ

テラーコンのエリート偵察者および用心棒バトルトラップ。宇宙を徘徊する最も邪悪で卑劣なハンター集団の一員であることに大きな誇りを持っており、戦いの生々しさと脅威を味わいながら嬉々として処罰を下す。ブラッドオレンジとブラックのGMCにトランスフォームし、後部に取り付けられたクレーンは、敵の死骸を引きずるのに便利。日本語吹替え版では三宅健太が声を務める。

ユニクロン

宇宙の全てを食い尽くす最悪の災いユニクロンは、惑星ごと飲み込むほど巨大な破壊神。摂取した星々のエネルギーは、善のために使われるわけではない。スカージたちを時空の扉を開く鍵を取り戻す任務に遣わすことは、彼の忌まわしい計画の始まりにすぎない。理解ある主ではなく、彼を失望させた場合には悲惨な代償を払うことになるとテラーコンはよく知っており…。日本語吹替え版は山路和弘が声を務めている。

■主人公の日本語吹替え声優はSexy Zone中島健人が担当!

ここで紹介したトランスフォーマーたち以外にも、もちろん人間キャラクターの活躍も本シリーズの見どころの一つ。『イン・ザ・ハイツ』(21)アンソニーラモスが演じ、日本語吹替え版ではSexy Zoneの中島健人が声を務める主人公のノアは、意図せず闘いに巻き込まれながらもトランスフォーマーたちと心を通わせていく。そしてドミニク・フィッシュバック演じるヒロインのエレーナは、美術館で働く考古学埋蔵品の研究者で、ノアとともに戦いに巻き込まれながらもたくましく戦うキーマン。日本語吹替え版では仲里依紗が声を担当する。

はたして惑星サイズの強大な敵を前に、人類とオートボット、そしてマクシマルたちはどのように立ち向かうのか。胸がアツくなること間違いなしの決戦のゆくえは、映画館の大スクリーンで目撃しよう!

文/久保田 和馬

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の登場キャラクターを一挙に紹介!/[c]2023 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO.[c]2023 HASBRO