学校・校庭

小さい子にお願いされて拾った爆弾が、転倒した瞬間に爆発。少年の片手が吹き飛ぶという悲惨な結果になっていたことを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えた。


■子供たちが爆弾を発見

16日、タイ・チャイヤプームの学校の敷地でサッカーをしていた11歳の児童たちが、奇妙な物を発見した。

よく見ると爆弾のように見えたため、児童たちは近くにいた年上の少年(14)に「爆弾があったよ」と報告。それを確認した少年は大胆にも拾い上げ、コミュニティのリーダーに自ら届けに行くことにした。


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■いきなりの爆発

その道中、少年は友達と玉遊びをしていたところバランスを失って転倒し、持っていた爆弾が爆発して左手に重傷を負った。すぐに病院に搬送され治療を受けたが、「左手のほぼすべてを失うはめになった」と複数メディアが伝えている。

少年を搬送したレスキューチームはメディアの取材に応じ、別の地域で暮らす10代の若者グループが爆弾を作った可能性を示唆。

「事故の数晩前にはバイクに乗った若者らが深夜に現場を訪れたことが分かっています」「その晩、住民から通報があり『何度か爆発音がした』と聞きました」と説明した。


■グループ同士の対立が背景に?

事件の直後から、学校と地域が一丸となって事故現場周辺の監視を開始。やはり深夜に10代とみられる若者グループを発見したが、監視されていることに気づいた若者たちが逃げたため、話を聞くことはできなかった。

一部メディアは、若者グループ間の喧嘩や対立が原因だった可能性を報道。

「学校がある地域で暮らす10代グループが別の地域のグループに狙われた」と伝え、SNS上でトラブルがあったこと、またそれを証明するメッセージが事件後に削除されたことなども伝えている。

爆発物らしき物を見つけても、絶対に触ったり動かそうとしたりせず、警察に速やかに連絡して対処を任せるべきだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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