ユヴェントスに所属する元ブラジル代表MFアルトゥールが、フィオレンティーナに1年間の期限付き移籍で加入した。22日に両クラブが公式サイトで発表した。

 ユヴェントスの発表によると、フィオレンティーナは200万ユーロ(約3億円)のレンタル料を支払った模様。また、特定のスポーツ的条件を満たした場合、追加で200万ユーロのボーナス支払いが発生するという。さらに、3年間に分割払いが可能な2000万ユーロ(約31億円)の買い取りオプションも契約に含まれている。

 1996年8月12日生まれのアルトゥールは、グレミオの下部組織出身。2018年夏にバルセロナへと完全移籍し、同クラブで公式戦通算72試合に出場した。2020年夏、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチ(現シャールジャ/UAE)と入れ替わる形でユヴェントスに完全移籍。“ビアンコネロ”ではこれまで公式戦通算63試合に出場している。

 2022-23シーズンはマッシミリアーノ・アッレグリ監督の構想から外れて開幕からメンバー外が続き、2022年夏に1年間の期限付き移籍でリヴァプールに加入した。しかし、同クラブでもユルゲン・クロップ監督の信頼を得られず、トップチームでの出場は1試合のみにとどまった。

【公式画像】“ヴィオラ”の一員となったアルトゥール

昨季はリヴァプールに期限付き移籍していたアルトゥール [写真]=Getty Images