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米オハイオ州の遊園地で先日、ジェットコースターの座席の陰にカモが身を潜めていたことに気付かず、そのまま発車してしまうアクシデントが起こった。このジェットコースターは最高時速約150キロに到達するほどの絶叫マシンだったが、走行後に女性客がカモを抱きかかえて出口へ向かう様子が目撃された。カモのケガの有無は不明だが、野生動物リハビリセンターへ送られたという。米ニュースメディア『FOX 8 News』などが報じている。

米オハイオ州サンダスキーにある遊園地「シダーポイント(Cedar Point)」で先日、稼働していたジェットコースターMillennium Force」にカモが紛れ込んでいたことが分かった。同ジェットコースターに乗るため列に並んでいたと見られる来園者が、当時の様子を動画で捉えていた。

わずか5秒の動画には、座席に座り出発前の準備を整える乗客らが映っている。黄色い車体の中にグレーの座席部分が設置されているが、カメラが1人の乗客にズームアップすると、その座席の背もたれと車体の間から頭をのぞかせるカモの姿が確認できる。カモは動画が終わる直前に頭をひっこめるような動きを見せており、乗客やスタッフも誰一人としてカモの存在に気付いていないようだった。

シダーポイントのウェブサイトによると、「Millennium Force」は最高時速93マイル(時速約150キロ)、最高到達点は310フィート(約94メートル)にもなる絶叫マシンだ。そんなことも知らずに身を潜めるカモを乗せたまま、ジェットコースターは発車してしまった。そしてカモを乗せた車体が2分間の走行を終えて帰ってくると、出動要請を受けた同園のメンテナンスチームが到着する前に、カモの存在に気がついた乗客の女性がカモを抱きかかえて出口へ向かった。

このスリリングな体験をしてしまったカモは、同園のサービスセンターへ運ばれた後、穏やかに過ごせる環境が整った野生動物リハビリセンターへ送られたと報道されているが、ケガの有無は明らかになっていない。今回の件について、同園の広報担当者であるトニー・クラークさん(Tony Clark)は「アトラクションを運行中に、カモが飛び乗ってきたようです」とコメントしている。

今回のニュースが各メディアに報じられると、以下のような驚きやジョークを飛ばすコメントが多数寄せられた。

「走行中にカモがずっと乗っていたのがすごい!」
「カモが楽しめたのかどうか気になるね」
「度胸のあるカモだ」
「どうやったらこんなことが起きるんだ!?」
「カモに感想を聞いてみたい」
ジェットコースターに乗ってみたかったのかもしれない」
「カモが無事で本当に良かったよ」
「よくカモがいたことに気がついたね」
「こんなことあり得ないでしょ!」
アフラックの保険が効いているかも」

ちなみに2021年7月には、逆バンジー型の絶叫マシンに乗車中、空中でカモメと衝突する驚愕映像がネット上で拡散され、大きな話題を呼んでいた。

画像は『New York Post 2023年7月20日付「Duck takes ride on roller coaster that reaches speeds up to 93 mph」(Aiden Kearns)』『Peninsula Of Thrills 2020年8月4日付Facebook「Millennium Force standing tall on Lake Erie!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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