話題の映画や映像作品から思わず欲しくなるフィギュアをご紹介。今回は先日開催されたプライム1スタジオの展示会に並んでいた多くの商品のなかから、映画やアニメのアイテムに限定して紹介していきたい。

【写真を見る】3体並ぶと圧巻のプレデター軍団など映画&アニメのスタチューの出来がスゴすぎる!(「ミュージアムマスターライン 『エイリアン VSプレデター』チョッパー・プレデター」)

エイリアンをハント!プレデター3体がスタチューで集結

会場で異様な迫力を放っていたのが、今回初展示となった『エイリアンVS.プレデター』(04)に登場する3体のプレデター。それぞれ1/3スケールで立体化されており、チョッパープレデター、ケルティック・プレデター、スカー・プレデターが並んでいる様子は圧巻だった。

マスクや武器、トロフィー(頭蓋骨)の数など、個体ごとに微妙に異なる特徴をしっかりと捉えたアイテムは、アーマーの無骨な質感や細やかなデザイン、そのなかから覗くたくましい筋肉&リアルな肌感など、クオリティも抜群。

辺り一面に頭蓋骨が散らされたものから、無残に裂かれたフェイスハガーや地面にひれ伏すエイリアンが配されたものまで、ベース部分もアイテムごとに異なるデザインが採用されており、作品の世界観を作りだしていた。

■超ビッグサイズの「トランスフォーマー」のオートボットディセプティコン

さらに会場の展示物のなかで最大級のサイズを誇っていたのが『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』(11)のアイテムだ。オプティマスプライムショックウェーブメガトロンの3体はそれぞれ全高100cm近くあり、迫力もケタ違い。

なかでも最もビッグオプティマスプライムのスタチューは、ジェットパックとキャノン砲を装備した“ジェットウィング”仕様。様々なパーツが絡み合うボディは細部に至るまで精巧なうえ、傷の加工まで施されており、ダイナミックでありながら繊細な造形には思わず目を奪われた。

サイバトロンの軍事作戦司令官であるショックウェーブのアイテムは、どことなく生き物っぽさを覚えさせる複雑で禍々しいボディの機構を完璧に再現。プロポーションに加えて、薄く紫がかったカラーリングまで、圧巻の仕上がりだった。

さらにメガトロンは、頭部にダメージを負った痛々しい姿がスタチュー化されており、俯きがちな姿勢や全身の錆の表現などから弱っていることがひと目で伝わってくる。劇中で被っていた布にもダメージ加工が施されるなど、抜かりのないアイテムとなっている。

■「アバター」の世界観をジオラマで完全再現!

また『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)からは、映画の場面を切り取ったかのようなジオラマスタチューが登場。精悍な面持ちで空を飛ぶサリーと神秘的な海を泳ぐ娘のキリの様子が一つになったアイテムと、動物に乗って空を翔けるネイティリと水中を遊泳する息子ロアクの姿が一体になったアイテムが並んでいた。

小さいサイズながら緻密に作り込まれたナヴィ族や生き生きとした姿を見せる動物たちはもちろん、目を奪われるのが自然の表現。ゴツゴツと無骨な岩肌や透き通った美しい海、鮮やかなカラーリングで再現されたサンゴなど、映画の世界がそのまま飛び出してきたかのようなクオリティだった。

■個性が詰まった日本の人気アニメキャラも!

日本の人気アニメの商品も数多く並び、「僕のヒーローアカデミア」からは緑谷出久爆豪勝己轟焦凍の3人がダイナミックなフォーメーションを決めるスタチューも。それぞれの個性が感じられる表情に加え、エフェクトでもキャラの“らしさ”が表現されたアイテムだ。

その隣には「呪術廻戦」から、五条悟が呪術を操る姿を立体化したアイテムが並んでおり、目隠しを下ろした五条のクールな表情、クリアパーツで再現された術の威力が伝わるような球体エフェクトなど、魅力が詰まった逸品となっていた。

主人公のエドワードアルフォンスのエルリック兄弟による抜群のコンビネーションが感じられる「鋼の錬金術師」のスタチューも展示。血気盛んな兄エドワードの躍動的なポーズに対し、しっかりと構える弟アルフォンスといった性格の違いが表れたこのアイテム。ベースの錬成陣など気の利いたデザインがファンにはうれしいことだろう。

さらに「攻殻機動隊SAC_2045」からは、主人公の草薙素子が多脚思考戦車、タチコマと共に立体化されており、微かな表情からスーツの素材まで見事な仕上がりに。タチコマのかわいらしいポージングも楽しめるアイテムとなっていた。

■美少女系やデフォルメアイテムまで、プライム1スタジオの多彩なアイテムたち

また一角には少しお手頃なサイズ感、価格帯でアニメキャラクターをフィギュア化した「PRISMA WING」のゾーンもあり、「五等分の花嫁」の中野五姉妹は一花、ニ乃、三玖、四葉、五月がそろってラインナップ。剣を振るう描き下ろしイラストを立体化した「ソードアート・オンライン」のアスナや「ヴィジュアルプリズン」のギルティア・ブリオンなども並んでいた。

キャラクターをかわいらしいぬいぐるみチックにデフォルメしたフィギュア「Cutie1」シリーズもずらりと並ぶなど、ハイエンドなものからユニークなものまでプライム1スタジオの造形力を生かした魅力的なアイテムが会場を彩っていた。

取材・文/サンクレイオ翼

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