ノーヒットに終わった大谷。チームの連勝も4で止まった(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平は現地時間7月22日(日本時間23日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。この日は4打数3三振ノーヒットに終わり、チームも0-3で敗れ、連勝は「4」でストップした。

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 大谷はこの日、4打席を通じて終始、パイレーツ投手陣に厳しいコースを突かれている。初回の第1打席は低めにボールを集められると、フルカウントから最後は際どい高さを見送り、これがストライク判定に。3回の第2打席は外角のボールで空振り三振。5回の3打席目はセンターフライに倒れ、8回の第4打席も最後は高めのボールを捕えられず空振り三振に仕留められた。

 パイレーツはブルペンデーとして、序盤から小刻みな継投を展開、5投手をマウンドに送っており、大谷は4打席とも異なる投手との対戦となった。その中で、初回の打席ではストライク判定に戸惑いの表情を浮かべており、2打席目も大きく泳ぎながらの空振りで三振となるなど、イメージ通りのバッティングをさせてもらえなかった。

 さらにこの2個目の三振を喫した後、ベンチ内でヘルメットを3度、叩きつけるという感情を露にする姿もみられた。自身の打席の結果への不満であることは明らかであり、大谷にしては珍しいこのシーンには、米メディア『Sports Illustrated』も反応しており、試合後配信となったトピックの中で「試合中、凡退に終わった後、この強打者が不満をぶつける様子が見られた。オオタニは肘パッドをはがして地面に投げつけ、その後、ヘルメットを叩きつけた」と光景を振り返っている。

 また「普段は冷静なオオタニにとって、それは型破りな光景だった」と印象を述べながら「出塁できなかったことで一時的に冷静さを失ったが、試合後半にはダッグアウトで笑顔もみせていた」として、背番号17のその後の表情も伝えている。

 エンゼルス打線はこの日、2度の満塁の好機を作るも、何れもあと一本が出ず無得点で痛い敗戦となった。大谷のアクションは自身に向けられていたとはいえ、負けられない戦いが続く中、やはりチーム全体にとってもフラストレーションが溜まる結果となってしまった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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