丸太・木材・トレーラー

自動車を走らせているときは、前の車が大型なほど信号機が見えづらく、十分な車間距離をとることが大事になる。このたびアメリカ・フロリダ州の幹線道路で、痛ましい事故が起きていた模様だ。『WLBT-TV』『WJAX-TV』などが伝えている。


■後続車のブレーキが遅れる

事故は18日午前0時45分、フロリダ州・州道200号線のナッソー郡フェルモア・ロード付近で発生。トレーラーが赤信号で止まったところ、 後続のSUVブレーキが遅れ、その荷台に突っ込んでしまった。

トレーラーは荷台に大量の丸太を積んでおり、それがSUVのフロントガラスを破壊し、運転席に飛び込んでいったという。


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■十分な車間距離をあけず

この事故で、同州フェルナンディナビーチ出身の女性(25)が上半身に重傷を負い、ジャクソンビルのUFヘルス病院に搬送されたが、死亡が確認された。

事故の調査を行ったフロリダ州高速道路パトロール隊は、走行していたスピードに比較し、車間距離がきちんと取れていなかったことが事故の原因であると報告している。


■見えづらい信号機

高速道路パトロール隊は「安全な車間距離を保ってさえいれば、たとえ少しくらいブレーキが遅れても、このような悲惨な事故は起きなかっただろう」と指摘している。

大量の丸太を積んでいたトレーラーはかなり背が高くなるため、後続車は信号自体に気づきにくい。トレーラーがいきなり停止する可能性があることに、SUVの運転手はもっと注意を払うべきだったという。


■恐ろしい映画の1シーンのよう

13日にはジョージア州で同様の追突事故が発生し、やはり丸太がフロントガラスを突き破り、後続のトラックに乗っていた運転手(58)が救急搬送された。

この2件の事故について、世間からは「『デッドコースターファイナル デスティネーション2』という映画で、ハイウェイを走る大型トラックの荷台から丸太が落ち、後続車に激突して多重事故が発生するシーンを思い出した」との声が相次いでいる。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

丸太がフロントガラスを突き破り運転手死亡 積んでいたトレーラーに後ろから追突し…