堀田茜主演ドラマ「私と夫と夫の彼氏」(毎週水曜深夜3:20、テレビ東京※Paraviでも配信)の第8話が7月19日深夜に放送された。悠生(古川雄輝)と美咲がお互いの幸せを思い、夫婦としての切ない決断をする様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
【写真】本田響矢“周平”の肩を抱き熱いまなざしで見つめる古川雄輝“悠生”
■「私と夫と夫の彼氏」とは
原作は、コアミックスの綾野綾乃による同名作。夫婦間の現状をテーマに、セックスレス×不倫×BL要素を融合し、既存の概念にとらわれない夫婦の形や、人を愛することを掘り下げて描いている。
主人公で高校教師の仲道美咲を堀田、美咲の夫で、美咲のことを人として愛しながらも美咲のかつての教え子・周平と不倫している仲道悠生を古川雄輝、そんな悠生の恋人で高校の時に担任だった美咲にも思いを寄せる伊奈周平を本田響矢が演じている。
周平は、美咲のことも、悠生のこともどちらも愛しており、夫婦は元の形に戻ることができるのか、それとも別れるのか、“妻×夫×夫の彼氏”といういびつな三角関係が織りなすヒューマンラブストーリー。地上波放送のほか、全10話がParaviにて配信中。
■周平とのキスは事故じゃなく…「先生とのキス、幸せだったなぁ」
親友・真樹の家で夕ご飯を食べ、飲みすぎてしまった美咲。真樹の同居人・大地(永田崇人)が、美咲に顔を近づけて口づけようとすると、美咲は「ごめん」と拒否を示す。
大地は、「美咲ちゃんを愛おしいと思ってる、好きなんだ」と思いを告白する。「俺は、美咲ちゃんを幸せにできる、だから…」と続ける大地の言葉をさえぎるように、美咲は「私は、結婚してる」と返す。
拒否を示す美咲に対して、「だから、旦那さんじゃなくて俺を選んでほしい」とまっすぐに思いをぶつける大地に、美咲は動揺が隠せない。しかし、「夫は…悠生はかけがえのない存在なの。どっちかを選んでって言われたら、私は悠生を選ぶよ」と、美咲も素直な気持ちを大地にぶつける。
場面は変わり、久しぶりに姉弟水入らずで飲みに来た悠生。姉である仲さとり(原田佳奈)から「悠生と美咲ちゃんの幸せを一番に考えること」という言葉を受けた悠生は、思わず「お互いを思っているからこそ、幸せを見つけられないときってどうしたらいいんだろうね」とこぼす。これに対し「思ってるだけじゃダメなんじゃない？ 何かしらちゃんと決断して、行動しないと」と仲はアドバイスをする。
一方、家で2人きりとなった周平と美咲。キッチンで料理をしている美咲に「先生、僕のこと避けてる？」「もしかして、キスしたのが原因？」とたずねる周平。ねぼけていた周平が間違えて自分にキスをしたと思っている美咲だが「最初は半分夢の中だったけど、途中で気づいた」「先生だってわかっても、やめなかった」と明かす周平。
美咲は「じゃあ、全部夢の中のことにして」と返すが、周平からキスを受け入れたことをつかれ、言葉を失う。「先生とのキス、幸せだったなぁ」と言う周平に「そんなこと言わないで」と拒否をする美咲。続けて「私は周平くんのこと、教え子としてしか見れない。だから、もうあんなことしないで」と、美咲はきっぱりと周平の思いを断るのだった。
■荒々しく周平を求める悠生…それを目撃した美咲が出した決断
翌朝、仕事場までの道のりを一緒に歩く周平と悠生。何か悩んでいる様子の悠生に、周平は「いつでも僕を頼って、一人で抱え込まないで」と言葉をかける。悠生は以前、電話越しで言われた「美咲のこと、そろそろ解放してあげたらどうですか？」という真樹の言葉に思い悩んでいた。
思い立って真樹の家をたずねる悠生。“悠生は真樹に会いに来た”と思っていた大地が出迎えると、悠生は「今日はあなたに会いに来たんです」と告げる。思わずせき込む大地だが、1枚の写真を美咲に渡してほしいと悠生に差し出す。そこには、優しい笑みを浮かべる美咲の姿が映っていた。
すると、悠生は「あなたは、美咲を好きですか？」と大地にたずねる。これに対し大地は「本気で好きです」とまっすぐに美咲への思いを打ち明ける。続けて、「本気で好きだけど、彼女はあなたのことしか見ていない」と話す。
悠生は、写真は大地自身で渡してほしいと告げて、真樹の家を出る。すると、悠生が出たタイミングで、真樹がひょっこりと姿を現し、「私がいないほうが本音で話せるかなって」と言うと、大地は「お互い思いあってても上手くいかないことってあるんだな」「あの2人は特に、自分の幸せより相手の幸せを考えちゃうんだな」と、美咲と悠生のことについて話すのだった。
一方、自宅でクリスマスツリーを飾り付けていた周平。そこに帰宅した悠生が「わかってくれよ、俺のこと」と周平にキスをして押し倒す。そんな中、美咲も帰宅し、周平を荒々しく求める悠生の姿を目撃してしまう。
一方的な行為に、周平が「こんなの悠生らしくないって」と悠生を押し返すと「俺らしく生きるためだったら、いつでも周平を頼っていいんだよな？」「これが本当の俺なんだよ」と、悠生は打ち明けるのだった。
2人の衝撃的なシーンを見てしまった美咲は、屋上に行き「大丈夫」と自分を落ち着かせる。そして翌朝、何も見ておらず、何事もなかったかのように振舞う3人。
そして周平の提案でクリスマスパーティーをすることになった美咲と悠生と周平。豪華な食事が並び、乾杯をして純粋に楽しむ中、周平が「じゃーん、はいこれ2人に」と美咲と悠生にクリスマスプレゼントとして、自分で描いた絵を贈る。その絵には、シロツメクサとクローバーが寄り添うように描かれていた。
絵を見た2人の表情に「気に入らなかった？」「そんなにうれしそうじゃないんだけど」と不満をこぼす周平。すると今度は悠生から「美咲ちゃんに渡したいものがあるんだ」と切り出し、これに対し美咲は「私も」と返す。お互いにクリスマスプレゼントを開けると、それは離婚届だった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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