フルアムが、ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)に所属するメキシコ代表FWラウル・ヒメネスの獲得に迫っているようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 フルアムでは所属しているセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチにサウジ・プロフェッショナルリーグSPL)のアル・ヒラルから関心が示されており、今夏移籍の可能性が浮上している。そこで代役の獲得が必要となっているなか、R・ヒメネスに興味を寄せていることが明らかになっていた。

 そして、今回の報道によると、フルアムはウルヴスと550万ポンド(約10億円)の移籍金で合意したという。24日にはメディカルチェックも予定されている模様で、正式発表は時間の問題になっているようだ。

 現在32歳のR・ヒメネスは母国のクラブ・アメリカの下部組織出身で、2014年8月にアトレティコ・マドリードに移籍。翌年ベンフィカに移籍すると、2018年7月にウルヴスへとレンタル移籍し、翌年完全移籍となった。2020年11月には頭蓋骨を骨折する大ケガを負い、長期離脱を余儀なくされたものの、翌年8月に戦列に復帰。同クラブでは公式戦通算166試合出場で57ゴール24アシストを記録している。

フルアム移籍に近づくR・ヒメネス [写真]=Getty Images