大切に使っているつもりでも、いつの間にか黒ずみ汚れてしまうシルバーのアクセサリー。

自宅にあるものを使って簡単にきれいにする方法を、Instagramの投稿からご紹介します。

シルバーのアクセサリーが黒ずむのはなぜ

シルバーアクセサリーの黒ずみを簡単に取り除く方法を紹介しているのは、「暮らしに役立つモノとコト」として、誰もが真似しやすい簡単な暮らしのアイディアや便利グッズを紹介しているきんぐさん(king.blog05)です。

シルバーアクセサリーの黒ずみ。その主な原因は、汗や皮脂、そして空気中にも含まれている「硫黄」がシルバーと反応するといわれています。硫黄と銀が反応すると黒くなってしまうのです。この現象のことを「硫化」といいます。

幸いこの硫化はシルバーの表面でのみ起こる反応なので、硫化が起きて黒ずんでしまったシルバーアクセサリーも内部は元のまま、特に傷むことはないようです。

硫化は表面のみの反応ですので、錆びて赤茶けた釘のように内部までぼろぼろに腐食することはありません。

株式会社ジュエルグランスエムネ ーより引用

表面の黒ずみさえ取り除けば、また元の通り、きれいな状態で使うことができます。

硫化のほか、「塩化」によってシルバーアクセサリーが変色してしまうこともあります。

塩化は、塩素によって引き起こされます。日常生活でも塩素に触れる機会はあり、塩素系漂白剤や塩素系洗剤、塩素系消毒液などに塩素が含まれています。

塩化してしまったシルバーを自力で元に戻すのは困難で、専門の業者に頼んで表面を丁寧に削ってもらったり、特殊な薬品で処理してもらう必要があります。

株式会社ジュエルグランスエムネ ーより引用

これは塩素とシルバーが反応を起こすことで引き起こされるもので、たとえば塩素系の漂白剤や洗剤、消毒液など、塩素を含むものにアクセサリーを付けたまま触れてしまうことが主な原因となるようです。

硫化とは異なり普通に使っているだけで起きるトラブルではありませんが、それでも日常のなかで塩素が含まれるものに触れる機会はしばしばあります。

塩化で起こった変色は自宅でできる範囲でもとに戻すのは難しいため専門の業者に依頼するべきですが、硫化が原因の黒ずみは自宅にあるアイテムを使うことできれいにできます。

使うのは重曹とアルミホイル、熱湯

自宅で硫化したシルバーアクセサリーをきれいにするには、耐熱容器と重曹、アルミホイルを使います。

まず耐熱容器に一度丸めてくしゃっとしたアルミホイルを敷き、そこにシルバーアクセサリーを置きます。

その上に粉末の重曹をかけ、アクセサリーがひたるくらいの量の熱湯を注ぎます。

そうするとしゅわしゅわと泡が立ち、熱湯が冷めるまでしばらく放置するだけでシルバーアクセサリーの汚れが取れ、元のきれいな状態に!

注意する点として、シルバー以外の素材には重曹や熱湯がダメージの原因となってしまう可能性があります。たとえば宝石のなかには水や熱、薬品に弱いものもあります。また、メッキ加工のものにもおすすめできない方法です。

この方法はシンプルにシルバーだけでつくられたアクセサリーにのみ使うようにしましょう。

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[文・構成/grape編集部]

出典
king.blog05
※写真はイメージ