株式会社三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区/取締役 代表執行役社長 CEO 細谷敏幸、以下「三越伊勢丹HDS」)と野村不動産株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 松尾大作、以下「野村不動産」)は、フィリピン大手不動産会社のFederal Land, Inc.(フィリピン・マカティ市/Chairman Alfred V.Ty、以下「Federal Land」)とフィリピン・マニラにおいて共同で開発している住宅と商業施設の大型複合開発プロジェクトにおける、商業施設「MITSUKOSHI BGC」のグランドオープニングセレモニーを、2023年7月21日(金)に実施したことをお知らせいたします。

 セレモニーでは、日本の四季折々の“祭り”を感じていただける空間で、和太鼓の演奏や、書道家・SHIN-REI(真澪)さんによる本プロジェクトを表現し「共創」という文字を書いていただく書道パフォーマンスを行いました。

 「MITSUKOSHI BGC」は、モールコンセプトである「NEXT MANILA LIFESTYLE」のもと、住宅部分の居住者および来訪されるお客さまの日常を豊かにし、大切な人との特別な時間を楽しんでいただける施設を、今後も目指してまいります。

  • グランドオープン当日の様子

【グランドオープンにあたってのコメント】

■株式会社三越伊勢丹ホールディングス 取締役 代表執行役社長 CEO 細谷 敏幸

 皆さまの本プロジェクトにおけるこれまでのご尽力に深く感謝いたします。三越は今年350周年を迎えました。1673年の創業以来、お客さまの日常を豊かにするために革新を続けてまいりました。三越のポリシーには、”おもてなし”(お客さま第一)と”パートナーシップ”(WIN-WINの関係)という2つの特徴があります。フィリピンでも、この三越流の在り方をお客さまとお取組先さまへ提供してまいります。ぜひ、日本の三越や伊勢丹でお買物を体験していただいたあとでMITSUKOSHI BGCに再度お越しください。新しい感覚を得ていただき、その背景にある「モノではなく文化をご提案している」ことに共感して、ご理解いただけることを願っています。

野村不動産ホールディングス株式会社 取締役会長 沓掛 英二

 2015年のFederal LandのAlfred V.Ty氏との出会いやその熱い想いと、フィリピンの成長に魅力されこの事業へ参入し、日本で培った知見やノウハウは海外でも通用すると信じ、事業を推進してまいりました。
 8年の歳月を経てようやくグランドオープンを迎えたこと、また住宅棟においても昨年までに複数のアワードを獲得でき、盛況の中に最後の1棟の販売開始を迎えたことなどからして、フィリピンについての私の喜びは尽きることがありません。
 このMITSUKOSHI BGCが日系という独自のポジションを得て、ローカルの方から愛され、BGCや広くフィリピンの発展に寄与していけるよう励んでまいります。

【オープニングセレモニー テープカット】

 Sara Duterteフィリピン大統領Alfred V.Ty会長、沓掛会長、細谷社長をはじめ、7名によるテープカットを行いました。

 写真左からLani Cayetanoタギック市長、Alan Cayetano上院議員、Alfred V.Ty会長(Federal Land)、Sara Duterteフィリピン大統領、越川駐フィリピン特命全権大使、細谷社長(三越伊勢丹HDS)、沓掛会長(野村不動産HD

【グランドオープニングコンセプト「四季折々の”祭り”を通じて、日本を体験」】

 日本の四季折々の“祭り”をテーマに、四季の様々な楽しみ方をドラマチックに演出してご紹介をすることで、日本らしさ・三越らしさをフィリピンの皆さまへお伝えすることを目指しました。

和柄とちょうちんが並んだエントランス
日本の夏祭りならではのやぐらがお出迎え

 館内のエリアごとに、各季節の“祭り”をイメージして装飾を施し、各コンセプトにあったイベントを10日間にわたり実施。MITSUKOSHI BGCのグランドオープンを盛り上げています。

願いを込めた短冊をつるした笹の葉で七夕まつりを演出
もみじと花で秋の紅葉を華やかに演出

【イブニングパーティ】

 フォーブスパークにある日本大使公邸にて経済団体やお取組先をお招きし、イブニングパーティを開催しました。鏡開きや四重奏の演奏が行われ、華やかなムードのなか会が進行しました。

  • フロアガイド

 2022年11月18日以降、各ショップが順次オープンしています。フロアごとのカテゴリー特性に合わせてテナントショップが集積し、ショッピングモール型である本施設においても百貨店のような比較購買が可能になりました。ますます賑わいを見せる各フロアから、「MITSUKOSHI BGC」を象徴するショップをピックアップしてご紹介します。

地下1階 Tasty Life(食料品・フードコート

 「食べる」、「嗜む」、「つくる」、「贈る」が凝縮された賑わいあふれるフロアをコンセプトにした地下1階は、オリジナルスーパー〈MITSUKOSHI FRESH〉、フードコートSweets&Bakeryで構成されます。

 〈さぼてん〉、〈千房〉などの日系レストランが多数集まるフードコート〈ITADAKI FOOD COURT〉は、日常に彩りを添えるちょっとした贅沢なメニューをご用意しております。日本のデパ地下をイメージしたSweets&Bakeryでは、焼き菓子やアイスクリーム、ドリンクなどを幅広く集積させ、選ぶ楽しさを提供します。

1階 Beautiful Life(化粧品・ファッションライフスタイル)

 「次世代マニラのトレンドを象徴する」ことを目指し、ビューティーゾーンとファッションライフスタイルゾーンを展開します。本プロジェクトを機に立ち上げたオリジナルストア〈MITSUKOSHI Beauty〉は、インナービューティーケアを取り入れたウェルネスライフスタイルをサポートします。また、フィリピン初進出の〈SNIDEL〉・〈FRAY I.D〉、〈master-piece〉をはじめとした複数の日系ファッション・ライフスタイルブランドや、日本で親しまれている〈THE MATCHA TOKYO〉や〈キーコーヒー〉は、フィリピンのお客さまに新しい日常を提案します。

2階 Inspired Life(生活雑貨・レストラン)

 「新しい文化をちりばめたコト・体験重視のライフスタイル編集フロア」をテーマに構成。フィリピン大手書店〈Fully Booked〉と協業した〈紀伊國屋書店〉を中心に、集い賑わうフロアとなりました。エッセンシャルな生活雑貨やサービステナント、レストランゾーンが開業し、さらにパワーアップいたします。

 元気寿司グループが運営する日本料理〈千両〉をはじめ、スペイン地中海料理の新ブランド〈EL BORN〉、韓国焼肉など、多様なジャンルのお食事を楽しんでいただける空間をご用意いたします。また、すでにフィリピンで非常に人気が高い日系カフェ〈%アラビカ〉もオープンを迎えました。モダンな内装環境を施したデンタルクリニックの開業に加え、日系ヘアサロン、眼科併設型メガネショップも順次オープンし、お客さまの健やかな日常を支えてまいります。

  • 施設概要

施設名称 :MITSUKOSHI BGC

所在地  :8th Avenue corner 36th Street, North Bonifacio District, Bonifacio Global City

1634, Taguig City, NCR, Philippines

開業日  :グランドオープン 2023年7月21日(金)

延床面積 :約28,000平方メートル  (商業施設部分 地下1階~地上3階)

営業時間 :11時22時

ナント数:約120店舗

運営会社 :Sunshine Fort North Bonifacio Commercial Management Corporation

■日系百貨店と日系デベロッパーによるフィリピン初の大型複合開発プロジェクト

 約15,000平方メートル の敷地を開発し、新たに分譲住宅および商業施設を開発・運営する大型複合開発プロジェクトです。なお、フィリピンにおける日系百貨店と日系ディベロッパーによる複合開発プロジェクトは本件が初の取組みです。また、三越伊勢丹グループにおけるフィリピンでの商業施設開発も初めてです。

 高層部の地上3階~最高棟54階には、「ザ・シーズンレジデンス」の「HARU(春)」「NATSU(夏)」「AKI(秋)」「FUYU(冬)」の計4棟、総戸数約1,400戸を建設しており、低層部の地下1階~地上3階に「MITSUKOSHI BGC」を開業しています。

■国際都市ボニファシオ・グローバルシティは経済成長が著しい活気あふれるエリア

 「MITSUKOSHI BGC」が位置するのは、フィリピン・マニラ中心部から南東11km、ニノイ・アキノ国際空港から約4km圏内とアクセス良好のエリアです。商業施設やホテル、オフィス、学校、病院などが集積し利便性も良好。政府機関や金融機関が多く、富裕層や各国企業の駐在員、ファミリー層が多数居住しています。2025年には同地区内にフィリピン初の地下鉄メトロ・マニラ・サブウェイ」の駅「メガマニラサブウェイ」が開業予定です。

  • 商業施設について

モールコンセプトーNEXT MANILA LIFESTYLEー

 「MITSUKOSHI BGC」のコンセプトは、「NEXT MANILA LIFESTYLE」。住宅部分の居住者および来訪されるお客さまの日常を豊かにし、大切な人との特別な時間を楽しんでいただける施設を目指して、“食や美”を通して広がる体験や上質で新しいライフスタイルを提案して参ります。

 「日本」らしさを表現したこだわりの外観・内装は、「フィリピンと日本の架け橋になる」という想いを表現しています。伝統的な麻の葉を現代的にデザインした外装は、周辺の建物とは異なる和の雰囲気を演出します。館内の壁を少なくした開放感あふれる空間は、「参道」や「通り道」といった日本の伝統的な空間づくりの要素を導入しています。

  • 【ご参考】住宅棟「ザ・シーズンズレジデンス」について

名称    :The Seasons Residences(ザ・シーズンズレジデンス)

所在地   :8th Avenue corner 36th Street, 1630, Bonifacio Global City, Taguig City,

         Metro Manila, Philippines

敷地面積  :約15,000平方メートル

延床面積  :住宅部分約110,000平方メートル

規模    :4棟(地上3階~最高棟地上54階)※商業施設部分:地下1 階~地上3 階

総戸数   :約1,400戸

スケジュール:2027年全体竣工予定

 住宅棟「ザ・シーズンズレジデンス」は、「HARU(春)」「NATSU(夏)」「AKI(秋)」「FUYU(冬)」の全4棟からなる分譲タワー型コンドミニアムです。 “JAPAN CONCEPT”をベースに、日本の四季など「和」をモチーフにしたデザインや空間演出を取り入れました。デザインコンセプトの構築は、株式会社日建設計・株式会社日建ハウジングシステムが手がけております。比較的地震の多いフィリピンにおいて高い安全性を確保する制震ダンパーや日本の四季を感じさせる共用施設等の特徴が評価され、世界の優れた不動産プロジェクトを表彰する「International Property Award」のResidential High-rise Development分野において、フィリピンの最優秀賞ならびにアジア・パシフィック地域におけるFIVE STAR(最優秀賞候補)を2021年8月に受賞いたしました。ならびに、「Philippines Property Awards 2022」のBest Condo Development(Philippines)および、Best Luxury Condo Development(Metro Manila)を2022年10月に受賞しました。

 2018年11月より順次販売を開始している「HARU(春)」・「NATSU(夏)」・「AKI(秋)」はいずれも順調に契約が進んでおり、約9割の契約進捗を記録。2023年7月には最終棟である「FUYU(冬)」の販売を開始しております。

また、「HARU(春)」は本年末より順次引渡開始を予定しております。

配信元企業:株式会社 三越伊勢丹ホールディングス

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