ボルシアMGが、リーズ・ユナイテッドオーストリア代表DFマクシミリアン・ウーバー(25)の獲得に近づいているようだ。イギリス『The Athletic』が報じている。

ウーバーは恩師であるジェシーマーシュ監督のラブコールを受け、今年1月にレッドブルザルツブルクからリーズへ完全移籍で加入。その恩師が早い段階で解任の憂き目を味わったものの、個人としてはプレミアリーグ16試合に出場。しかし、チームをチャンピオンシップ(イングランド2部)降格から救うことはできず。

報道によると、ウーバーとリーズの契約時にクラブが2部降格の場合、レンタル移籍でクラブを離れられる条項が盛り込まれており、直近のモナコとのプレシーズンマッチに不参加だった同選手はすでに今夏の退団の意思を伝えているという。

そして、現在ボルシアMGとリーズは買い取りオプションを含めたウーバーのレンタル交渉を進めている段階だという。

ウーバーは母国クラブのラピド・ウィーンでプロ入りしてから、アヤックスセビージャプレースペインではうまくいかなかったが、2019年8月のザルツブルク入りで母国帰還を果たしてから、左サイドバックもこなす左利きのセンターバックとして通算125試合に出場。また、オーストリア代表でも主力としてプレーしている。

なお、ボルシアMGではウォルバーハンプトンが獲得を狙うスイス代表DFニコ・エルベディの流出の可能性が高まっており、ウーバーがその後釜となる見込みだ。

ジェラルド・セオアネ監督は[4-2-3-1]をメインシステムとして採用しており、ウーバーを左サイドバック、左センターバックのいずれかで起用するかは現時点で不明だが、日本代表DF板倉滉のディフェンスラインの相棒になる可能性は高そうだ。