「HYBE」と、「CJ ENM」による合同JVレーベル「BELIFT LAB」による新プロジェクト、『R U Next?(アーユーネクスト)』。第3ラウンドの続きから始まる今回。厳しくも真剣なコーチからのアドバイスを受けながら、練習生たちがまた新たなステージを迎えていく。

(参考:【写真】「なぜそこにいるのかわからない」と評価されたアイリス

 「Dream of You」を披露したユニットは、チームワークに対する指摘を受けつつも、ジミンやモカは精一杯のパフォーマンスに対する評価を受けることができた。

 最低点はハスルの462点。自分自身と楽曲との相性をうまく見せることができなかったことで評価が低くなってしまったようだ。一方、最高点はジミンの613点。直前にコーチから評価の声があった通り、ユニットの中でも目立つことができていたが故の結果となった。

 続いては「4 Walls」のユニット。このユニットの特殊パートは扇子を用いた表現だ。パート分けではアイリスが自分のパートを思い通りに獲得できず、少し不安げな様子を見せていたが、キリングパートの担当決めでは投票でその座を掴みとり笑顔を見せていた。

 しかし練習に入るとアイリスの歌唱力不足や振りの覚えの悪さが原因でユニット全体の空気が悪くなってしまう。練習室を出て行ってしまった場面では他の練習生の表情にも不満の色がみえた。中間発表もヒメナとアイリスの歌唱力に指摘が入り、アイリスにとっては第2ラウンドと同じような展開に。コーチを務めるチョグォンからも厳しい声が上がった。結果として誰がキリングパートを務めることになったのか、視聴者ですらも不安になるような展開のまま本番を迎えた。

 所々音程のズレなど気になる部分もあり、完璧とは言えないステージだったものの、キリングパートの代打を務めたジウはそのパートを完璧にこなし魅力を爆発させた。

 コーチギュリからは、自分のパフォーマンスに自信がある人とない人がはっきりと見えるというコメントが。イ・ヒョンからはソヨン、チョグォンからはヒメナの名前が上がり、自信感についての高評価の声が続いた。しかしアイリスに対しては、アイキからも「なぜそこにいるのかわからない」「もっと頑張るかやめるかするべき」など厳しい評価が下った。

 最高点はヒメナの611点、最低点はアイリスの413点となった。

 最後のステージは少女時代の「The Boys」。タイトル発表時には司会を務めるスヨンが軽く踊ってみせる一幕もあり会場は和やかな雰囲気になった。

 このユニットはLOW LEVELがおらず、ジヒョン以外は全員HIGH LEVELという文字通りレベルの高いチーム。パート決めではその方法が全員にとって納得できるようなものではなく、ジヒョンが一石投じる様子も見られた。また、6番や7番のパートとなった練習生にとっては動線的にも見せ場がない状態で、イロハやヨンソには悩みと不満が募っていく。初日は不満を言っていた2人だったが、練習のなかで、自分達が後ろにいてもどう目を引くことができるかを考え始め、自ら研究を重ねていった。

 本番はさすがの余裕といったようなステージで、コーチたちからも「もうデビューしているみたい」「今すぐ音楽番組に出演できる」という最高の褒め言葉が上がっていた。コメントを求められたスヨンからも、「最初から鳥肌が立った」と高評価だ。

 最高点はシャネルの657点。700点満点と考えると9割を超えている。その名前にふさわしいような名品で、ダンスブレイクも余裕たっぷりな姿を見せたことが大きな理由となったようだ。最低点はイロハだったが、なんとそれでも613点。イェウォンユニットの最高点と同じとなる。悔しい結果となったが、思ったより点数が高く少し安堵した様子だった。

 次の課題を発表しに宿舎へやってきたのはアイキ。第3ラウンド2つ目のジャンルはヒップホップとなる。

 LISAの「MONEY」、(G)IDLEの「MY BAG」、CLの「Tie a Cherry」の3曲が課題として発表されると、練習生たちからは歓声が上がった。今回の選曲権は「ショウミーザスーパー」と題し、スペシャルコーチとしてJay Parkも登場し、ダンス、ラップを1人ずつ披露して、対決していくというもの。トップバッターを務めたヘウォンフリースタイルの出来にはJay Parkも思わず「振り付けじゃないんですか……?」と驚きを見せていた。また、エナは初めてのフリースタイルにもかかわらず完璧にこなし、アイキからも高評価を受けた。

 ラップ対決では、モア、ヒメナ、シャネルが代表してラップをおこなったが、圧倒的な実力でシャネルに点数が入った。その結果今回もヘウォンユニットが選曲権を握ることに。そしてヘウォンユニットは「Money」、イェウォンユニットは「My Bag」、ソヨンユニットは「Tie a Cherry」 となったが、自ら選ぶことができたヘウォン率いるユニット以外は”一番避けたい”と考えていた歌をそれぞれ担当することとなってしまった。

 ヒップホップ対決のステージ本番前には、ヒールコレオミッションの最終結果が発表された。それぞれのチームの最低点と最高点を合算すると、ソヨンユニットは1024点で3位、ヘウォンユニットは1270点で1位となっていた。他のメンバーを合わせた最終結果は、1位が4419点でヘウォンユニット、2位は3668点でソヨンユニット、イェウォンユニットは3660点で3位となった。

 ヒップホップミッションのステージを含めて結果が明らかになる第3ラウンド。3位となってベネフィットポイントを失った3位のチームにとってはプレッシャーのかかる状況だが、まだ十分巻き返せる点差とも考えることができる。

 今回のミッションでも、それぞれのリーダーにパート分けの権利が与えられる。前回のミッションでリーダーにもかかわらずパートオーディションを強制的に行われてしまったイェウォンは、今回は積極的に自分の力を出せるよう自信を持ってパート分けに挑む。そんなイェウォンの想いを汲み取ってか、モカは自ら手を上げて7番のパートを選ぶなど、チームワークが感じられた。また、ウォンヒも前回の悔しさを晴らすように猛練習を重ね、やりたいパートを掴みとり笑顔を見せていた。

 ヒールコレオの練習とは異なり、笑顔も多く互いを気遣う様子が多く見え始めたイェウォンユニット。メンバーたちもうまくできるはずと自信を持って中間評価に挑んだ。しかし小さくも目立つミスが重なってしまい指摘を受け、イェウォンのパートに対しても「似合わない」という言葉を受けてしまった。

 迎えた本番。緊張している様子だったが、はじまった瞬間、中間評価とは見違えた表情を見せた。エンディング妖精となったウォンヒには控室から歓声が上がっていた。

 コーチ陣も、「ヒールコレオの時とは全然違う」という言葉とともにジミンが復調したことやパートが少なかったにもかかわらず目立っていたモカに対する高評価、そしてウォンヒに対してはギュリから「見るたびに成長している」という言葉も飛び出していた。一方イェウォンにとっては悔いの残る評価となり、チームとしてもそこがマイナスに出てしまったようだ。

 イェウォンユニットの点数も含め、第3ラウンドの顛末はどのようになるのか。そして、次に脱落してしまう練習生は誰なのか。予想できない次回の放送を心待ちにしたい

(文=フルヤトモコ)

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