注目される大谷の去就。果たしてトレードはあるのか(C)Getty Images

 メジャーリーグは現地時間8月1日(日本時間2日)のトレード期限が迫る中、エンゼルス大谷翔平の話題はさらに過熱する一方だ。エンゼルスオールスターブレイク以降、ヤンキース、パイレーツとホームで勝ち越したことにより、プレーオフ進出への望みを繋いでおり、それにより、囁かれ続けてきた今夏での大谷のトレード移籍の可能性も、デッドラインを目の前にし今尚、さまざまな憶測が流れている。

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 米スポーツサイト『Yardbarker』では、7月24日(同25日)に大谷の去就について「最新情報」と銘打ったトピックを配信、先週末からの米国内各メディアによる見解をまとめている。

 その中では、『ESPN』のアルデン・ゴンザレス氏による「業界のフロントオフィス関係者らは、週末のトレード戦線は静かだったと言っており、エンゼルスオーナーアルテ・モレノがそもそもオオタニをトレードするとは信じがたい人が多い」とのコメントを紹介している。さらに同氏は、「現在、マイク・トラウトアンソニー・レンドン抜きでプレーオフ争奪戦に残る方法を見つけている」として、チームが好調であることも大谷のトレードが行われない理由に挙げている。

 また他に、『MLBネットワーク』に携わるジョン・モロシ氏がSNS上のツィートを掲載。「エンゼルスはここ数日、ショウヘイ・オオタニのトレードシナリオについて他チームと話し合ってきた」とこちらはトレード放出の可能性を示唆。さらにモロシ氏が「大谷のトレードの可能性は残っている」ともツイートしているという。

 ただ、もう一つ記されている見解は明確だ。『USAトゥデイ』のボブ・ナイテンゲール氏が週末に「エンゼルスはオオタニをトレードするつもりはない」と語ったとしており、その理由としてエンゼルスにとっての大谷の「経済効果」を指摘。同氏が「チケット売上を除いて年間約2000万ドルを稼いでいるからだ」と説明したことが紹介されている。

 各識者のコメントなどを伝えながら今回のトピックは以下のように結ばれている。

「舞台裏で何が起こっているか、あるいは起こっていないかにかかわらず、オーナーのモレノ氏がオオタニに関して最終決定を下すまでの時間が刻々と迫っている。それは間違いなく今後何年にもわたってエンゼルスに影響を与えることになるだろう」

 好調を維持するエンゼルスは今後、タイガースブルージェイズブレーブスと、敵地での戦いが続く。果たして、連戦の最中で迎える来月1日のトレード期限当日、この大谷の去就に関する話題はどのように決着しているのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「時間が刻々と迫っている」トレード期限を前に大谷翔平の去就報道が加速!現地識者たちは喧々諤々