10月スタートの日本テレビ系新水曜ドラマが、小池栄子主演の「コタツがない家」(毎週水曜夜10:00-)に決定した。小池は、同作で民放ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演を果たす。併せて、ウエディングドレスなのに、右手に“仕事”で使うパソコン、左手に“家族”のためのネギの入った買い物袋という、主人公を象徴するビジュアルが公開された。

【写真】小池栄子のウエディングドレス全身ショット

■金子茂樹が手掛ける“笑って泣けるネオ・ホームコメディー”

脚本は、「俺の話は長い」(2019年)で向田邦子賞を受賞した金子茂樹。「俺の話は長い」のスタッフチームが再びタッグを組み、“令和の笑って泣けるネオ・ホームコメディー”を創り上げる。

小池演じる主人公・深堀万里江(ふかぼり・まりえ)は、上司・部下問わずみんなから頼りにされ、「彼女に頼めば離婚しない」という伝説のやり手ウエディングプランナーにして会社社長。

仕事はバリバリだが、家には、廃業寸前の売れない漫画家の夫と、アイドルを夢見るもオーディションで脱落し人間不信になってしまう息子、さらに熟年離婚を言い渡され一人になった父親も来てしまい、3人のダメ男を養う羽目に。

「よくもまあ毎日トラブルを起こせるもんだ!」と3人のダメ男たちとの日々にてんやわんやな万里江だが、時にはその温もりに涙しそうになりながら、新しい家族の形を探していく。

どんな苦難も持ち前の前向きさで立ち向かい、例え男たちが100の大きな失敗をしても、小さじ一杯の成長で感動し、小さじ一杯の優しさで涙が溢れ、その度に心の中で高らかに宣言する。「ワタシが食わせる心配するな!」。

■深堀万里江役/小池栄子コメント

――オファーを受けた際のお気持ちをお聞かせください。

オファーをいただいたときは、驚きました。自分が主演を任せていただける日が来るとは思っていなかったので、改めて自分が参加したドラマの主演の方たちがどれだけ大変だったか、どういった気遣いをされていたかなど、この3カ月間で実感すると思います。チャレンジでもあり、いろいろ勉強させていただける期間でもあるので、前のめりに頑張っていきたいと思います。

ホームドラマなので、共演者の皆さんと過ごす時間の積み重ねが画面を通して家族の在り方として伝わると思います。積極的に皆さんと交流をもって、たくましいお母さんを演じるので、たくましい座長として、楽しく、明るくやっていきたいと思います。

――どんな作品にしていきたいですか?

本作はネオ・ホームコメディーとなっていて、結婚している女性は誰もが共感できるお話になっていると思います。頑張っている世の女性たちが「分かる!分かる!」と共感し、私が演じる万里江という役を通して、ストレスを発散できるような内容です。頑張っている女性の皆さんに、「あなただけじゃないんだよ」というエールを送れるような作品にしたいです。

――主人公・深堀万里江のキャラクターについて教えてください。

万里江は、カリスマウエディングプランナーであり、会社の社長として外では頑張って働いているのですが、家に帰ると頼りがいのない廃業寸前の漫画家の旦那さんと、学校にまともに行ってくれない問題ありの息子と、熟年離婚され一人ぼっちになってしまったお父さん、この3人を明るく盛り上げながら食わしていく、養っていくたくましい女性です。

台本を読んで衝撃だったのですが、脚本を金子茂樹さんが担当してくださっているのですが、たぶん私が金子さんに家での主人の愚痴を言ったであろうことがそのまま本の中に反映されていて、驚きました!第1話のどのシーンなのか、皆さんに期待して見ていただきたいです。

これは、万里江であり小池栄子の物語なんだと思ってしまうほどです。作家さんにベラベラ喋るもんじゃないですね(笑)。主人がこのドラマを見てどう思うのかは楽しみですし、家族としての在り方がまた違ったステージになり、より仲良くなっていけたらいいなと思います。

――今回の衣装についてはいかがですか?

久々にウエディングドレスを着たので、とてもテンションが上がりました!いかがでしょうか?このウエディングドレスがドラマとどう関係していくかは言えませんが、期待値が上がるのではないかと思います。

ウエディングドレスにパソコンと買い物袋という相反するビジュアルは、仕事に家庭に奮闘するヒロイン・万里江を象徴するものとなっています。万里江が今後どういうことに巻き込まれていくのか、ワクワクします。今日の撮影で、いよいよ始まるんだなという気持ちになり、とてもテンション上がっています。

――最後に視聴者へメッセージをお願いします。

連続ドラマの主演を任せていただき、とても光栄に思っています。緊張もしていますが、相当気合が入っていますので、ぜひご期待ください!小池、頑張ります!

■日本テレビプロデューサー櫨山裕子コメント

小池さんとは「世界一難しい恋」でご一緒して以来、脚本の金子茂樹氏ともどもいろいろお世話になりました。そのご縁で去年の夏前の事だったでしょうか、某週刊誌の小池さん特集の取材を受けさせていただいた時に、最後に「早くゴールデンで主役を演じてほしい」と誌面で訴えました。いや、「小池さん主演の連続ドラマが見たい!」と素直にそう思ったのです。

その後しばらく経って「そうだ!もしかして私がやればいいのだ!」と思い至り、同じく金子氏も「小池さんの初主演なら」とテンション高めで引き受けていただきました。

このドラマは「俺の話は長い」を見ていただいた方なら通じると思いますが、「あの満が3人いる!という一家の大変な状況でヒロインが3人に立ち向かい乗り越える話」と言えば分かりやすいかと思います。どうも金子氏には“小池さんに叱られたい”願望があるようです(笑)。

水10らしくいろいろな世代の女性に共感していただけるドラマです。今後キャストも発表になりますが、小池さんのゴールデン初連ドラを飾る個性豊かな意外性のある方々になっております。皆さん楽しみにお待ちくださいませ。よろしくお願いします。

■「コタツがない家」イントロダクション

若い頃から恋に仕事に全力投球、欲しいものはすべて手に入れた…はずだったのに。深堀万里江、44歳、やり手のウエディングプランナー。気付けば夫・息子・父、3人のダメ男たちを養う羽目に。

男だけが稼ぐ時代じゃないし「ワタシが食わせる心配するな!」とは思うけど、よくもまあ毎日トラブルを起こせるもんだ。

てんやわんやな日々に小さく小さくきらめく幸せを描き出す、笑って泣けるネオ・ホームコメディーが始まる。

10月より、小池栄子主演の新水曜ドラマ「コタツがない家」が放送されることが決定した/(C)日本テレビ