容赦ない陽射しがさんさんと照りつけるこの季節、日焼け止めクリームは欠かせないアイテムです。しかし、手当たり次第に塗っているだけではNG。日焼け止めクリームは正しく塗らないと、その効果を発揮できないのです。

しかも紫外線は窓ガラスを通過するといわれており、ずっと室内にいるからといって安心はできません。窓際で仕事をする人やお家でのんびり過ごす人も、紫外線にさらされている可能性があるのです。

そこで、近畿中央病院がウェブサイトで公開している、効果的な日焼け止めクリームの塗り方をご紹介します。モットーは、「ムラなく、たっぷり、こまめに」。これさえ覚えておけば、真夏の日差しも怖くありません。

意外と知らない 日焼け止めクリームの効果的な塗り方

同サイトで紹介している効果的な塗り方のポイントがこちらです。

顔に塗る場合

顔に使う日焼け止めの量はなんと500円玉硬貨1枚分。多く感じるかもしれませんが、これが適正量です。手でなじませてから塗るのではなく、両頬、額、鼻、あごといったように、顔の部位ごとに置いてから塗り広げましょう。

ちなみに、両手をすり合わせてなじませてから塗ると塗り忘れやムラの原因となってしまうのだとか。また、メイクをする場合はスキンケア後に日焼け止めを塗り、その上から化粧下地を塗るとよいそうです。

腕や脚など広範囲に塗る場合

こちらも手でなじませてから塗るのではなく、まずは腕や足などに容器から直接、日焼け止めを出すとよいのだそう。確かにそのほうが、適切量をきちんと塗れそうです。

ムラにならないよう、手のひら全体で塗り広げていきましょう。

塗り直しのタイミング

汗をかいた時や、タオルで拭いた後はどうしても日焼け止めが落ちてしまうので、そういった時には塗り直しましょう。また、そういったことがなくとも、2~3時間おきに塗り直すと効果的だそう。特に鼻の頭や肩、背中の上部などは太陽光にさらされやすい場所なので、より念入りに塗ることがおすすめです。

また、しっかり塗ったつもりでも、意外と塗り忘れている部位もあるもの。

近畿中央病院によると、顔では眉間・首や首の後ろ、耳や耳の下から顎にかけてのラインなどが塗り忘れがちなのだそう。体では、手の甲や足の甲、ヒザやヒザ裏も忘れがちとのことなので、意識しておくとよいでしょう。

これらのポイントを押さえて、今年の夏はしっかりと日焼け対策をして、健康的な夏を過ごしましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
公立学校共済組合 近畿中央病院
※写真はイメージ