橋本梨菜さんに初グラビアのエピソードを聞きました
橋本梨菜さんに初グラビアのエピソードを聞きました

『週刊プレイボーイ』に登場するタレント、女優、アイドルなど、各分野で活躍する女性たち。彼女たちの記念すべき「初グラビア」にフォーカスし、撮影にまつわるエピソードや当時の想いを綴る連載シリーズ、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』

今回はセクシーな日焼け肌から"なにわのブラックダイヤモンド"と呼ばれるグラビアアイドル・橋本梨菜さんの前編。

橋本さんは子役、アイドルグループのメンバーを経て、2014年日本テレビが主催するコンテスト「汐留グラビア甲子園2014」で準グランプリと審査員特別賞を受賞。2015年ファーストDVD『フェアリーナ』(イーネットフロンティア)でデビューを果たし、Gカップの美しいバストと愛嬌たっぷりの笑顔で注目を集めました。

雑誌では『ヤングガンガン 2015年8号』(4月17日発売・撮影/薮下剛士)に初登場。

また『週刊プレイボーイ』では2015年17号4月13日発売)の企画グラビア「新乳生いらっしゃ~い」(撮影/佐藤佑一)に登場し、2017年7号(2月13日発売)には単独撮り下ろし「なにわのブラックダイヤモンドは、エロカワすぎて」(撮影/小塚毅之)を掲載。そこで初めて"ブラックダイヤモンド"のキャッチフレーズが掲載され、そのキャッチとともに大きな話題に。

以降、雑誌やテレビなどに頻繁に登場。アイドルグループ・sherbetのメンバーとしても活動し、グラビアの枠に止まらない活躍を続けている。
 
今回はそんな橋本さんに芸能界に入った経緯から、デビューに至った経緯、初グラビアのエピソードなどを聞きました。

【画像】橋本梨菜の週プレグラビア

 
橋本梨菜『週刊プレイボーイ』2017年7号(撮影/小塚毅之)
橋本梨菜『週刊プレイボーイ』2017年7号(撮影/小塚毅之)

――橋本さんは、幼い頃から子役として活動し始めたのが、芸能界でのキャリアの始まりだったとか。

橋本 小学2年生の頃、「枚方こどもミュージカル」って地元のこどもだけで作るミュージカルのオーディションを受けて合格したのが、この世界に入ったきっかけです。さらに小学3年生の時、近鉄バファローズのファンクラブのCMに出演しまして。

その頃から芸能事務所に入所し、CMや再現VTRの仕事をするようになりました。当時は人前で何かする達成感はありましたけど、まだ仕事が楽しいという感覚はなくて。やはり学校のほうが楽しかったんですよ。

――学校では目立っていたんですか?

橋本 派手な集団にいたとは思います(笑)。みんなと一緒に髪染めやネイルなどをしようとしても、私は広告などの関係で事務所に禁じられていて。仕事に対してそれも窮屈な気分になりましたね。

――その後15歳からはアイドル活動を始めるんですよね。

橋本 AKB48さんが人気を得るようになり、アイドルブームになったんです。そこで事務所でもアイドルグループを作ることになり、メンバーになりました。最初の頃は大阪中心だったんですけど、東京でもライブなど活動するようになり、週末は夜行バスで上京。

月曜の朝イチで戻り、そのまま学校へ行く生活が続きました。3歳からクラシックバレエをやってたし、ダンスも大好きだったのでステージに立つのは楽しかったですね。

――そこからどんな経緯でグラビアの仕事をすることに?

橋本 メンバーの就活などのタイミングで、20歳の時にアイドルグループが解散したんです。小さい頃からお仕事してきたので、そろそろ普通の学生に戻ろうと思って、親にも事務所にもそう言ったんですけど、みんな口を揃えて「もったいない」と。

ちょうど同じ頃に「汐留グラビア甲子園2014」ってグラビアコンテストのお話があって、みんなから「胸が大きいし、出てみれば」と勧められたんです。自分もこれが最後のつもりでチャレンジすることにしました。

橋本梨菜

――当時から胸は大きかったんですか?

橋本 友達から「巨乳」と言われてましたね(笑)。でも自分では、そんな大きいとは思っていなかったし、ましてや水着で人前に出るなんて想像もつかなかったです。アイドル時代も踊るのに邪魔だし、一人だけ衣装がパツパツなのがイヤで、いつも胸を押さえつけるインナーを着ていて、どちらかといえばコンプレックスでしたね。

――ということは、じつは乗り気で決めたわけじゃなかった?

橋本 まったくです。コンテストは3週連続で撮影会が行われ、投票を通じて人数が半分ずつ減っていく形式だったんですけど、毎週大阪を出るたびに「今日こそ、落ちてくるぞ!」と心で叫んでいました(笑)。

あと、白水着のコは残るというジンクスがあると聞いたので、白水着を着るのをやめたりとか。ただ不思議なことに、ステージに立つとイヤイヤって感じにはならないんですよね。思わず笑顔になっちゃう。アイドル時代のファンの方が応援にきてくださって、それが嬉しかったのもありますね。

――ちなみに一番最初に水着姿で人前に出た時の心境は?

橋本 めちゃくちゃ緊張しました。たくさんのお客さんに写真を撮られるんですけど、何をしていいかわからなくて。裸になったのと同じくらい恥ずかしかったです(笑)。でも今思えばそれがよかったのかも。結局、最終日まで残りました。そして「ここまで来たら手ぶらじゃ帰れない!」と気持ちが切り替わりました。

あと、このコンテストあおみん青山ひかる)も参加していたんですけど私、あんなにスタイルのいいコを見たのは人生で初めてで。顔が小さく、胸が大きくて、バランスもすごくいい。

その上、キラキラしたオーラを放っているんです。「あー、こういうコがグラビアをやるんだな」って思った瞬間に「負けたくない!」となって。

勝手にライバル意識が芽生えたことで、負けず嫌いのスイッチが入ったんです。そして、ありがたいことに準グランプリと審査員特別賞をいただきました! 受賞の瞬間はただただ嬉しかったです。

橋本梨菜

――そこからグラビアアイドルとして活動が始まるわけですが、最初は雑誌ではなく、DVD『フェアリーナ』(イーネットフロンティア)でしたっけ?

橋本 そうです。副賞でいただいたDVDへの出演で。でも最初、怖くなっちゃって。沖縄ロケということで素敵に思えたんですけど、サンプルでいただいたDVDを見たらものすごく卑猥に見えたんです。しかも着ている水着もすごく小さいじゃないですか。

できるだけ露出を抑えてやりましょうってことで現地に向かったんですけど、空港に着いた瞬間から胸がドキドキ。撮影が始まった瞬間は嘘じゃなくて、本当に震えました。「いまから脱がされるんだ!」って周りにいるみんなが敵に見えちゃいました。

――じゃあ撮影はかなり難航を?

橋本 いえそんなことなくて、すごく順調に進みました(笑)。撮影した映像をその都度、見せていただいたんですけど、それがとてもキレイで。

それまでグループでお仕事していたので、自分ひとりをこんな風にしっかり撮っていただけることに感激しちゃったんですよね。スタッフさんがとにかく優しく、ことごとく気を遣ってくださるのも嬉しかったですし。

もともと海が好きだったんで、こうして沖縄に連れてきてもらえるのがすごくありがたいですし、その上、ハワイグアムで撮影する人もいると聞いて、「仕事で沖縄やハワイグアムに行けるなんて! グラビアって、なんて素晴らしい仕事なんだろう!」って(笑)。帰る頃には「もっとグラビアをやりたい」って心から思っていましたね。

――ところで雑誌での初の撮り下ろしは『ヤングガンガン 2015年8号』(4月17日発売・撮影/薮下剛士)でした。お話をいただいた時は?

橋本 もちろん感激しました。雑誌の撮り下ろしは、一番やってみたいお仕事だったんです。写真ってなによりキレイな部分だけを切り取ってくれるじゃないですか。最高の自分を見せてもらえるんじゃないかって思ったんです。

――この時は白い水着や衣装を着て、白い一軒家のスタジオで佇むなど、じつに清潔感があって、爽やかなグラビアでした。

橋本 いまの自分からは想像つかないくらい、初々しく撮っていただきました(笑)。撮影経験もなかったし、カメラマンさんをはじめとするスタッフさんも初めましての方ばかりだったので、現場ではすごく緊張しちゃって。言われた通りにポーズをきめて、ひたすらミスしないようにって思っていました。

――撮影中、覚えてることなんてあります?

橋本 お弁当が置いてあったことですね(笑)。食べたいけど、お腹が出ちゃうからやめたほうがいいのか、それともグラビアやる人ってそもそもお弁当を食べないのか、すごく悩みました。一応、聞いたら「食べてくださいね」って言われたんですけど、「こいつめっちゃ食うやん」って思われたらそれもイヤだし(笑)。いずれにせよ、緊張の連続でした。

――『週刊プレイボーイ』にはその前後に発売された2015年17号4月13日発売)に掲載されたグラビア「新乳生いらっしゃ~い」で初登場しますよね(アザーカットで構成されたデジタル写真集が配信中)。

橋本梨菜『週刊プレイボーイ』2015年17号(撮影/佐藤佑一)より
橋本梨菜『週刊プレイボーイ』2015年17号(撮影/佐藤佑一)より

橋本 週プレのことは、自分がグラビアをやる前から有名な雑誌だと知ってたので、出られると聞いた時はすごく嬉しかったです。まだ撮影する前から、「早く告知したい!」ってワクワクした記憶があります(笑)。

――この時は長澤茉里奈さん、和地つかささんら当時の新人タレント5人とともに学校を舞台に撮り下ろした企画グラビアでした。撮影で印象に残っていることはあります?

橋本 撮影に加えて、何人かの方と一緒というのは初めてで。この時もやはり緊張していました。 普段、開放的な性格に見られますけど、じつは結構、人見知りなんです(苦笑)。

誰とも話さず、マネージャーさんのそばでじっとしていましたね。『ヤングガンガン』もそうですけどいま見ると、体型はともかく顔がパンパン(笑)。8年前ってことで、若いな~って気がしますよ。

――『ガンガン』も『週プレ』も発売された時は買いに行きました?

橋本 もちろん。どちらも朝まで待ちきれず、1時か2時くらいにコンビニへ買いに行きました。自分の写真が載っている雑誌がコンビニで売られているのは本当に不思議な感覚で、ページを開いて見た時は胸がいっぱいになりましたよ。嬉しさを噛み締めながらじっと眺めて「もっともっとたくさん出たいな」と思いました。

★後編は、8月2日(水)配信予定です

橋本梨菜はしもと・りな)
1993年9月13日生まれ 大阪府出身
身長158cm B88 W58 H85
○「なにわのブラックダイヤモンド」のキャッチコピーで人気のトップグラドル。最新DVD『チョコより甘くて苦い』(竹書房)は7月27日(水)発売予定!
公式Twitter【@rinasketch】
公式Instagram【@hashimoto_rina_】

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橋本梨菜デジタル写真集『なにわのブラックダイヤモンドは、エロかわすぎて黒すぎる』撮影/小塚毅之 価格/1,320円(税込)
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取材・文/大野智己 撮影/山上徳幸

橋本梨菜さんに初グラビアのエピソードを聞きました