映画『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で人気を博した女優エマ・ワトソンが、英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)のロサンゼルス支部が主催するBAFTA LAブリタニア・アワードにて「ブリティッシュ・アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞し、『ハリー・ポッター』の撮影現場で飼っていたというペットのハムスターに同賞を捧げた。

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 史上最年少での受賞となったエマ。現地時間10月30日にビバリーヒルズで開催された授賞式には、肩を出した白のトップスに黒のパンツというセミフォーマルな姿で登場した。

 受賞スピーチでは若干緊張している様子で「BAFTA LAからこの賞を授けて頂き非常に光栄です」とエマ。「なぜならイギリス映画界は私の職場というだけでなく、私が育った場所でもあるからです。いわば、私の“代理家族”という存在です」とコメントし、その例として若干病的かもしれないがと前置きしつつ、ペットのハムスター=ミリーにまつわるエピソードを披露した。

 エマは「『ハリー・ポッターと賢者の石』を撮影していた時のことです。現場のセットで飼っていたハムスターのミリーが心臓発作を起こしました」と話し、会場の笑いを誘ったが「助かりませんでした」と続けた。ミリーの死後、映画の装飾スタッフがベルベットの裏地とミリーの名前の入った銀の飾り板の付いた小さな棺を作ってくれたそうだ。

 「つまり何を言いたいかというと、皆さんは私にとって特別な存在なんです。皆さんに(自分を)承認してもらったことに大きな意味があります。今夜、この賞をいただけたことをとても光栄に思います」と、エマは多くの人たちに支えられていることに感謝を示すと、最後に「天国で安らかに眠っててね、ミリー。この賞をあなたに捧げるわ」と言って笑顔を見せた。

 「ブリティッシュ・アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞」は、過去1年間に優れた功績を残したイギリス人アーティストを称える賞で、昨年はベネディクトカンバーバッチが受賞している。

エマ・ワトソン、ブリタニア賞はペットのハムスターに捧げます!(C) AFLO