なにわ男子・道枝駿佑が主演する8月26日放送の『24時間テレビ46』SPドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』(日本テレビ系)に、芳根京子の出演が決定。道枝演じる広翔の同僚で、知的障がいがある女性・佐倉結(さくら・ゆい)を演じる。

【写真】道枝駿佑演じるチョーク会社社長の息子・大森広翔と芳根京子演じる広翔の同僚・佐倉結

 本作は、窓に書ける魔法のチョークを開発した町工場の実話をもとにした奇跡の物語。社員の大半が知的障がい者というチョーク会社が、会社の存続を賭けて新商品の開発に挑む。

 芳根が演じるのは、道枝が演じる広翔(ひろと)の会社・大日本チョークで仮採用として働き始めた知的障がい者・佐倉結。雲や虹など天気に関するものが好きで、知識も豊富。自閉スペクトラム症の傾向があり、広翔よりもたった1日早く入社した自分を「先輩」と呼ばせたり、何かと「こだわり」が強い。

 そんな彼女の言動に、最初は困惑する広翔だったが、ともに時間を過ごしてゆくうちに少しづつ心を通わせるようになる。結の天気や絵を描くことへのこだわりが、広翔をそして会社の未来を変えることに…。

 本作への出演にあたり芳根は「今回知的障がいがある女性、佐倉結を演じさせていただきます。結の繊細でまっすぐな愛らしい姿を丁寧にすくいとるよう心がけています。大変なシーンも多いですが、道枝くんをはじめ、素敵なキャスト、スタッフチームでとても穏やかに撮影が進んでいて心地の良い現場です」とコメント。そして、「日本理化学工業の大山社長の心温まる人柄に、私ももっと心を豊かにしたいと刺激を頂きました。ドラマをきっかけに日本理化学工業を、キットパスを、更に知ってもらえたら嬉しいです」と、撮影現場の雰囲気や、結役を演じるにあたっての意気込みを語った。

 本作のモデルとなった「日本理化学工業株式会社」は、日本のシェア約70%を占めるチョーク製造販売会社。まだ障がい者雇用が義務化されていなかった1960年に初めて知的障がい者を雇用して以来、一貫して障がい者雇用を推し進め、1975年には川崎市に日本初の心身障害者多数雇用モデル工場を設置。2023年現在、91人の社員のうち66人が知的障がい者(障がい者雇用割合約7割)となっている。

 製造ラインを知的障がい者だけで稼働できるよう、工程にさまざまな工夫を凝らし、「日本でいちばん大切にしたい会社」として、経営と福祉の両方の面で注目されており、“粉の飛散が少ないダストレスチョーク”や“窓に描けるキットパス”など、SDGsや地球環境に配慮した商品を生み出し、今も進化を続けている。

 24時間テレビ46スペシャルドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』は、日本テレビ系にて8月26日21時ごろ放送。

『24時間テレビ46』SPドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』に出演する芳根京子 (C)日本テレビ