マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、エースであるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについて言及した。
2022-23シーズンはプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ(CL)、FAカップの3冠を達成したシティ。その大きな原動力となったのがハーランドだった。
引く手数多の中ドルトムントから加入したハーランドは、初挑戦となったプレミアリーグで35試合36ゴールを記録。CLでも11試合12ゴールを記録するなど、公式戦53試合で52ゴールと驚異的な数字を残した。
2年目のシーズンも当然のことながら期待がかかるハーランド。23日に行われた横浜F・マリノス戦では後半開始から出場し、2ゴールの活躍。26日のバイエルン戦では不発に終わったが、一瞬のスピードで抜け出しゴールに迫る姿は迫力を見せていた。
試合後の記者会見でハーランドについて問われたグアルディオラ監督。その才能を称えながらも、ゴールの多さは1人の力ではないと語った。
「プレミアリーグでは非常にレベルが高いリーグで、そこであれだけ得点を決めたのだから才能のある選手だ。ただ、1人でできることではない」
「チームメイトがFWとしてプレーしているハーランドに対して良いビジョンを持っていて、チームメイトがヘルプしてみんなで協力した結果が、昨シーズンの成績だ」
周囲にも高いレベルの選手が揃っていることで、多くのチャンスが生み出され、それをしっかり決めているハーランド。グアルディオラ監督の戦術は習得するまで時間がかかると言われているが、ハーランドはプレーをしながら、自分の課題を解決する能力があるとした。
「ハーランドは我々のクラブに非常によく馴染んでいる」
「システムにもあっているし、実際に60ゴール以上も決めている。それが表しているだろう」
「今日は後半から交代でピッチに入ったが、今日のようにゴールが決められないこともある。ただ、何かを変えなければいけない、ここは改善しなければいけない、ゴールを決めなければいけないということは、こちらが何も言わなくてもハーランドは自分で見出して実践している。チームに馴染んでいるかどうかは問題ない」
課題がないわけではないが、しっかりとした修正力もあるというハーランド。2年目でマークも一層厳しくなる中でどのような働きを見せるのか、注目が集まる。
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