一般社団法人 北海道海洋文化フォーラムは、2023年7月22日(土)に北海道内から参加の小学5・6年生19名を対象に「ひょうご・おたる運河調査隊!2023」のプレイベントを小樽市内で開催いたしました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式ホームページ https://hokkaido.uminohi.jp/
公式Twitter https://twitter.com/hokkaido_umi_jp
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イベント概要
・開催概要 「ひょうご・おたる 運河調査隊!2023」プレイベント
・日程 2023年7月22日(土)
・開催場所 運河プラザ・小樽市総合博物館運河館・小樽運河
・参加人数 19名
・後援 北海道教育委員会、小樽市教育委員会、読売新聞社北海道支社
・協力 小樽市、小樽観光協会、小樽市漁業協同組合、おたる水族館、東海大学生物学部、東海大学北海道地域研究センター ほか
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北海道から参加の調査隊メンバーが小樽運河に集合!
「ひょうご・おたる運河調査隊!2023」は、「運河の環境保全」をテーマに、運河の歴史や特徴、文化を学び、運河や海の未来を考えるイベントを実施します。7月28日(金)~30日(日)には、第1回として、神戸市にある兵庫運河を舞台に、また、8月25日(金)~27日(日)には第2回として小樽市の小樽運河をフィールドに、北海道と兵庫県の小学生40名が集合し合同で両運河の調査を行います。
今回のプレイベントには北海道内から参加の調査隊員19名が参加し、この日が初めての顔合わせとなりました。緊張の面持ちで参加したメンバーたち。まずはリラックスして仲を深めるため、グループごとに紙コップ積み上げゲームに挑戦しました。協力してコップを積み上げることに成功し、子どもたち同士打ち解けた様子でした。
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小樽運河の歴史と現在を知ろう!
小樽市総合博物館運河館に移動し、石川直章館長の案内で「小樽運河はなぜ作られたのか」「小樽運河の役割は?」「兵庫運河との違いは?」など小樽運河の歴史について学びました。
子どもたちは真剣な眼差しでお話を聞きながら、かつての小樽運河周辺に興味津々でした。お昼休憩を挟んだあとは、おたる案内人ボランティアガイドの会の案内で、小樽運河を実際に歩いて調査です。子どもたちは小樽運河に来ている観光客の方たちにも「小樽運河を訪れた目的」、「小樽運河を実際に見てどう感じたか?」などをインタビューして回りました。名古屋から観光で来たというご夫婦から、「名古屋にはない景色できれいだ」という話を聞くことができました。
今回参加した子どもたちは、次回の7月28日(金)~30日(日)に行われる、兵庫県神戸市が舞台の「ひょうご・おたる 運河調査隊!2023」の第1回のイベントで、兵庫県の子どもたちとともに「兵庫運河」について調査します。
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参加した子ども・保護者からの声
・小樽運河は人口的なイメージだったので生き物がいっぱいいてびっくりしました。小樽運河は海を埋め立てて作っていてそういう作り方なのはめずらしいというのも知れました。名古屋から来た観光客の人に話を聞くと「名古屋にはない景色」とも言っていたので小樽運河をなんだか自慢に思えてきました。(参加者)
・ガイドさんが小樽運河についての面白い話をたくさんしてくれて運河についてたくさん知れた。(参加者)
・(廃線になった)手宮線を馬が引いていたことや、石炭や物資を運んだ帰りに港の物資を持ち帰る効率的な運搬について知ることができた。また手宮線の復活案があることに驚いた。あとは、はしけの役割について学んだ。(参加者)
・観光で来るだけでは知ることが出来ない小樽運河の歴史や問題を、知識を有する人から学習するという貴重な体験が出来た。(参加者の保護者)
<団体概要>
活動内容:北海道の海に関する「ヒト・モノ・コト」を取材、テレビ等を通じて情報発信しています。北海道の豊かな海を未来へつないでいくため、地域の企業・団体と連携し、次世代を担う子どもや若者を中心に向けて海への好奇心を持ち、行動を起こすムーブメントの醸成に取り組んでいます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
配信元企業:海と日本プロジェクト広報事務局
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