リヴァプールは27日、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがアル・イテファクに移籍することを発表した。イギリス️『BBC』によれば、移籍金は1200万ポンド(約21億8000万円)にボーナスを加えたものになるという。

 リヴァプールとの契約を2025年6月30日まで残しながらも、スティーブン・ジェラード氏が新監督に就任したアル・イテファクからの関心が報じられていたヘンダーソン。26日には自身の公式インスタグラムを更新し、リヴァプールから退団することを表明していた。

 今回の正式発表では、ヘンダーソンの同クラブでのキャリアと功績を紹介。「“レッズ”での12年間のキャリアに終止符を打つことになる。その間、8つのトロフィーを獲得したが、そのうちの1つを除くすべてはキャプテンとしてのものだった」と主将として長らくチームを支えたヘンダーソンを称えた。

 最後には、「サウジアラビアのアル・イテファクへの移籍でアンフィールドでの活動に幕を閉じるなか、リヴァプールの全員が、ジョーダン・ヘンダーソンが我々と共に歩んだ12年間の中でクラブのために尽くしてくれたことすべてに感謝の意を表したい」との言葉を綴りながら同選手を送り出している。

 現在33歳のヘンダーソンはサンダーランドアカデミー出身で、コヴェントリーへのレンタル移籍を挟み、2011年夏にリヴァプールへと完全移籍で加入。その後はリヴァプール一筋でキャリアを積み、2015-16シーズンにはスティーヴン・ジェラード氏から腕章を引き継ぐ形でキャプテンに就任し、ピッチ内外で欠かせない存在として12シーズンにわたって活躍した。公式戦通算492試合出場で33ゴール61アシストを記録し、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝、2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝などにも貢献してきた。

【画像】ヘンダーソンの移籍を発表したリヴァプール


アル・イテファクへの移籍が発表されたヘンダーソン [写真]=Getty Images