5人組動画クリエイターのコムドットが、総合プロデュースを務めるライブイベント「Creator Dream Fes 〜produced by Com.〜」が7月27日東京ドームで開催され、終演後に囲み取材に応じた。本イベントのコンセプトは、日本最高峰のステージである東京ドームを舞台に「夢に挑戦し、夢を叶え、そして新たな夢を宣言する」というもの。コムドットやまとひゅうがゆうた、あむぎり、ゆうまのほか、人気クリエイターのスカイピース、ばんばんざい、サワヤン、中町綾(中町兄妹)、とうあ、ESPOIR TRIBE -エスポワール・トライブ-、むくえな、さらには、スペシャルゲストとしてGENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディー、スペシャルMCとしてタレントのベッキーが出演した。

【写真51枚】コムドット 東京ドームでのパフォーマンス

やまとが語った「夢」

ステージでは、コムドットとクリエイターたちによるファッションショーやクリエイター総勢6組によるスペシャルライブなどが行われ、集まった約4万人の観客を沸かせた。

イベントの終盤には、コムドットのメンバーそれぞれが「夢」を発表する場面があった。その際、リーダーのやまとは、イベント開催までの紆余曲折について「ここ3カ月の僕は、目の前の目標に焦って強い言葉を使っていました。自分たちを奮い立たせようと思った言葉は全部裏目に出ました。信じてくれる友達や家族、メンバー、ファンのみんながいるのに、全部自分でやろうと、ここは俺の言葉で乗り越えようと。そんなふうに思っていました」と述懐し、「冷静に考えてめちゃくちゃダサかったなと思います」と反省した。

続けて「僕が無理やり何か強い言葉を使って何か世の中にアピールをしなくても、僕の前には心強い仲間とこれだけたくさんの僕たちのことを信じてくれる人たちがいます」とメンバーや観客のほうを向いて涙ぐみ、「だから胸を張って、何が起きても動じないそんなカッコいい男に僕はなりたいと思います」と宣言していた。

■イベント後の取材で語った涙の理由

イベント終了後に行われた囲み取材で、やまとは「たくさんの人にとって素敵な日になったんじゃないかと思います。僕自身の夢も叶いましたし、メンバーの夢も叶いましたし、クリエイターの夢も叶いました。もしかしたら、今日会いに来てくれたファンのみんなの夢も叶ったかもしれない。そんな本当に素敵なイベントになったんじゃないかと思います」と感想を述べた。

イベントにはメンバーそれぞれの見せ場もあった。ベッキーとともにMCを務めたひゅうがは「初のMCが東京ドームなんてすごすぎること。横にいる人がベッキーさんなんて」と恐れ多いといった口ぶりながらも、「気合を入れたら何一つ緊張しなかったですね」と強心臓ぶりをアピールした。また、1~2カ月の特訓を重ね、関口とともにダンスパフォーマンスを披露したあむぎりは「緊張感なくパフォーマンスできました」とその出来栄えに満足げな表情を浮かべながらも、「もうLDHにお邪魔できないと考えると、ちょっと寂しい(笑)」と残念がった。

サワヤンとバスケットボールのトランポリンダンクに挑戦したゆうたは、「コンビネーション技がうまく決まらず、悔しい気持ち」とする一方、「失敗も思い出」「次回大きいイベントでこういうチャンスがあれば確実に決めてやりますよ」と前を向いた。

ゆうまはアーティスト「悠馬」としてリリースしたメジャーデビュー曲「カーテン」を生披露した。この日のために「今までで一番目標に対して練習してきた」とし、その甲斐もあって「みんなの顔を見ながら楽しむことができました。最高のステージでした」と声を弾ませた。

各人の「夢」を語るセクションにて、やまとは「日本一のグループになる」という目標を掲げていた。その真意について、「日本では、これまで“国民的”と呼ばれるグループが何組かいらっしゃったと思うんですけど、そのグループを『いつか超えてやるぞ』という宣言になっています」と説明した。

さらに、涙を流した理由を聞かれると、やまとは「色んな感情が入り乱れててどんな種類の涙だったか形容することは難しいんですけど」と前置きした上で、「自分たちのことを大好きでいてくれるファンのみんなの前に、自分の大好きな友だちと立ててるっていうことがうれしすぎて。『幸せだな』と思った時に、その幸せが溢れて涙として出たというのが一番近いかもしれません」「すごい気持ちの良い涙でした」と語った。

イベントの最後には「チャンネル登録者数400万人切っちゃった。でも、絶対取り戻すから!」とファンに宣言していたやまと。この発言の意図を求められ「わざわざ言わなくても良いかなと思ったんですよ」と苦笑いしつつ、「でも、ファンの人たちもみんなチャンネル登録者数400万人を切ってしまったことは知ってるわけですよ。だから、その事実をまずは受け入れて、今日、東京ドームというこの場所から自分たちの気持ちを入れ替えて、信念を持って活動していくということを伝えるために、現状を共有したかったので、あえて言いました。ここから這い上がるぞっていうことで、みんなで最後円陣を組ませていただきました」と明かした。

囲み取材に応じたコムドット/撮影=小島浩平