香りで新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、同社の開発した香りと言葉を相互に変換するAIシステム「 KAORIUM (カオリウム)」から得られた知見を活用した感性教育プログラム「 香りから物語を創る授業 」を、2023年5月21日(日)「家具のまち」として知られる大阪 堀江のユニオン協力のもと、代表的な家具の木材である“ヒノキやスギなどの香り”をテーマに、また2023年6月16日(金)福井県若狭町立梅の里小学校にて、町の特産品「紅映(べにさし)」の“青梅の香り”をテーマに、地元の小学生を対象に実施いたしました。※KAORIUMはSCENTMATIC株式会社の登録商標です。

特産物の香りから子供の創造力を育みながら、地元の魅力を伝える感性教育プログラムとは?

セントマティックでは、地域の特産物をテーマに、子供たちの嗅覚を刺激し「香りから物語を創る授業」を、様々な地方自治体や教育機関さまと共に実施しています。授業では、子供たちが感じた香りを言葉として表現することにより言語能力を養い、香りから物語を創ることで想像力・感性を豊かに広げます。また地元の子供たちが、自分の生まれた土地の特産物に触れ、深く観察することで、地域の魅力を再確認してもらう機会にもなります。

2020年より、地方創生や地域おこしのプログラムとしても注目され、高知(ゆず)、大分(かぼす)、広島(レモン)、沖縄(シークヮーサー)など、特産物をテーマに小学生や高校生を対象に実施、また企業の商品開発・マーケティングの目的で大学生・大学院生を対象に実施し、子供たちの豊かな創造性が発揮される事例を蓄積してきました。

これまでに体験いただいた地方自治体や教育機関さまからは、通常の教材では扱いにくかった“香り”と“教育”を結びつけることで、嗅覚を刺激し想像力を活性化させ、普段の授業では出てこないような発想が子供たちから生まれると、高い評価をいただいています。

「家具のまち」大阪 堀江の“木材(ヒノキやスギなど)”、福井 若狭の“紅映の青梅”の香りから独創的な物語を生み出す授業を実施

この度は、KAORIUMの感性教育プログラム「香りから物語を創る授業」を、2つの地域で実施いたしました。2023年5月21日(日)には、水路があり、輸送に適し木材屋や家具店が栄え「家具のまち」として知られる大阪 堀江で、木材であるヒノキやスギなどの香りをテーマに、大阪の南堀江にあるアフタースクール「STEAM CLUB」の生徒を中心とした小学校2~5年生を対象に実施いたしました。

    教材「木材のヒノキやスギなど」を手に取る様子(大阪)

また、2023年6月16日(金)には、日本海最大の梅の産地、福井県若狭町にて、町発祥の希少品種「紅映(べにさし)」の青梅の香りをテーマに、若狭町役場産業振興課特産振興室の協力のもと、福井県若狭町立梅の里小学校4~5年生の複式学級の生徒を対象に実施。「紅映(べにさし)」の青梅は、毎年6月に皇室に献上される町が誇る特産品です。授業では、当日の朝に児童自らが収穫した青梅が使用されました。

    教材「紅映の青梅」を収穫する様子(福井)

【香りから物語を創る 授業内容】

1、目を閉じて、香りを感じる

  目を閉じて、深呼吸をしながら特産物の香りを嗅ぐ

2、「香り」から連想する言葉を書き出す
  どんな感じがするか、どんな景色が思い浮かぶか、どこかで嗅いだことはあるかなど、思い浮かんだことを

  メモに書き出す

3、より具体的に感じたことを書き出す
  「香り」から感じるのはどんな季節か、どんな天気か、色・音・生き物で例えるとどう表現できるのかなど、

  より具体的に書き出す

4、好きな言葉を選んで物語を創る

  思い浮かんだ言葉からオリジナルの物語を描く

5、完成した物語を発表し合う

  子供たち同士で、完成したオリジナルの物語を読み合う

目を閉じて香りを感じ、想像力を掻き立てられた子供たちからは、たくさんの創造性溢れる物語が生まれました。

    ヒノキやスギなどの香りから物語を創る(大阪)   

    完成した物語を発表する(大阪)

    青梅の香りから物語を創る(福井)

    完成した物語を発表する(福井)

プログラムを終えた学生の感想コメント

大阪 南堀江 小学校4年生(女子)
堀江がどうして「家具のまち」なのか、今日は初めて知りました。木の匂いをちゃんと嗅いだのは初めて。目を閉じて木の香りに集中したら、いちばん最初にお菓子の家の物語が頭に浮かんできました。とても楽しかったのでまたやりたいです。

福井県若狭町立梅の里小学校(女子)
これまで青梅をちゃんと嗅いだことがなかった。今日はじめてちゃんと青梅の香りを嗅いだら、ミツバの草原で寝転んでいるような風景が思い浮かんだ。物語は、全部を1ページでまとめるのは難しかったけど、上手くできました。

性教育プログラムを終えて

福井県若狭町立梅の里小学校 新田美樹 校長より
子供たちの生き生きとしている様子を見て、普段とは違うものを引き出してもらっているように思いました。香りを嗅いで、普段とは違う方のお話を聞いて、日常とは違う授業の中で、子供たちが潜在的に持っているものが引き出される良いきっかけになったと思います。子供たちが長い時間集中して取り組んでいたことにも驚きました。

SCENTMATIC株式会社 取締役 渡辺晋より
弊社は「香り」が持つ可能性や、「香り」を「言葉」にする体験がもたらす発見の楽しさを1人でも多くの子供に伝えたい想いで教育事業を続けてきました。昨今ではこの取り組みが全国へと広がり、子供たちの豊かな感性が発揮される機会となっていることを嬉しく思います。北陸では今回が初開催となります。また大阪では地域のアフタースクールに通う小学生を対象とした授業となり、学年や学校が異なる子供たちが一緒に参加するのは、弊社としても初めての試みでした。結果的に、子供たちはそれらの垣根を超え、お互いに刺激を受け合うことで、個々の創造性がより活発になるという好事例となりました。この取り組みが子どもたちの感性を育む機会となり、ひいては豊かな社会への貢献にも繋がると考えています。今回も子どもたちの輝く笑顔が、着実に前進していることを教えてくれているようで非常に嬉しく思いました。授業開催において、若狭町役場産業振興課特産振興室さま、梅の里小学校さま、STEAM CLUB代表の前川さま、リビングハウスさまをはじめとした堀江立花通ユニオンの皆さまに多大なるご支援をいただきましたことを、心より感謝申し上げます。

日本全国の自治体や事業者さまとKAORIUM感性教育プログラムを推進

セントマティックでは、香りと言葉を相互に変換するAIシステム「KAORIUM」から得られた知見を活用した感性教育プログラム「香りから物語を創る授業」を、地方創生や地域おこしを目的とした取り組みとして、全国の教育機関や地方自治体などと共同開催しております。また、企業さまの商品開発やマーケティングへの活用などにもご活用いただけます。KAORIUM や、感性教育プログラム にご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

SCENTMATIC株式会社】

セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツールKAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUMの登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。

代表者:代表取締役 栗栖俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
URL:https://scentmatic.co.jp

配信元企業:SCENTMATIC株式会社

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