俳優の山崎賢人と岡山天音が7月28日、都内で行われた映画「キングダム 運命の炎」公開初日舞台あいさつに、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、片岡愛之助、佐藤信介監督と共に出席。岡山が、街で山崎のファンに声を掛けられることを明かした。
■清野菜名「前世が剣を扱う人と言われたことがあった」
漫画家・原泰久の同名漫画を実写化した同映画は、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に「天下の大将軍になる」という夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王・えい政(吉沢亮)の物語。シリーズ第3弾となる本作では、前作で武功を上げ百人将へ昇格し、天下の大将軍への第一歩を踏み出した“飛信隊”隊長・信の壮絶な過去が明かされる。
本作のタイトルにちなんだ「運命」に関する話題で、山崎と吉沢はそれぞれ、自身の演じた役に運命を感じると回答。すると王騎役の大沢は「ほぼ人間じゃないキャラクターだったので、『これはさすがに運命じゃないだろう』と思いながら、知人とかに『なんでこれ、俺に話がきたんだろう』と言ったら、『たぶん唇が厚いからじゃないか』と(笑)。その件をプロデューサーさんに聞こうとしたら、すでにもう連絡が取れなくなっていて、『あ、もうやんなきゃいけないんだな』っていう状態だった」と笑いを誘った。
次に清野は「前世が剣を扱う人と言われたことがあって、それを聞いた時にもうこの作品が決まっていたので、自分でもすごく鳥肌が立った」と告白。続けて「役をやっていてもすごくしっくりくるし、剣を扱うことがすごく楽しかったですし、自分はこの役をやるために生まれてきたのかなと思うくらい」と役に感じた運命について語った。
■岡山天音「賢人がみんな好きなんだなって」
岡山は「すてきなお話の後で話しづらい」とした上で、「街とかを歩いていると、僕もたまに声を掛けていただくことがあるんです。『岡山天音さんですよね』と言われて『はい』と言ったら『今日、山崎くんのなんとかという作品見ました』『山崎くんのこういうところが好きなんです』みたいな。賢人ファンの“賢人愛の炎”を、街を歩いていると感じさせていただく機会がある」と、タイトルの「炎」に絡めたエピソードを披露。
岡山は続けて、「まじでそれを言われている時の顔むずすぎて、いまだに正解が見つかってない」と漏らしつつ、「本人じゃなくても思いを伝えたいくらい、賢人がみんな好きなんだなって。今日いらっしゃってる皆さんもそうだと思いますけど、本人よりももしかしたらファンの炎を感じてるかも」と伝えた。
一方、岡山のファンから声を掛けられることはあるのかと聞かれた山崎は「それはあんまりない」と苦笑。そして「でも天音は『今日さ、賢人のなんとかって作品見たよって言われたんだよ』というのを、『伝えてください』と言われていて、伝えてくれているので、天音は良い人だなと思います」と岡山を通してファンのメッセージを受け取っていることを明かしていた。
※山崎の「崎」は立つさきが正式表記
◆取材・文＝山田健史
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