新潟名物のレースですが、1000mしかないのに異常に盛り上がるのは何故でしょうか。私の場合は、あっという間に終わってしまうので目が離せないので、スタートから興奮してしまうのです。

 さて、メンバーを見渡すと、どうしても目に留まってしまうのはジャングロで、前走のNHKマイルCでは勢い余って逆に出遅れてしまいましたが、普段はハナを切って競馬をする事もあり、スタートでトラブルがなければ他のどの馬よりも格上です。ただし斤量が58kgにされたので、過去10年で見ると20、21年の57kgで馬券に絡んでいますが58kgはいません。もっとも57kg以上の斤量で出走する馬は殆どいませんでしたので、これでダメだという話にはなりません。また、例年と違って今回は1番軽い斤量でも55kgで、よく馬券に絡む斤量51kg組も見当たらず、54kg組すらいませんので58kgでも何とかなりそうな気がします。

 他には前走韋駄天Sからは、斤量54kgでタイム差は0.1秒の3着だったトキメキは55kgでの出走で重くはなりますが、他の韋駄天S組も斤量がおおむね上がりますから期待できる筈です。気になるのはロサロッサーナで、2走前の同じ1000mでスタートからゴールまでハナを切って、稍重の割には好タイムで勝ちました。このレースでは有利な大外の枠であった事もありましたが、0.9秒差の大勝で1000mなら最後まで全力で走り切れてしまうのだと思いますし、その時と同じ斤量ですから今回はスタートから大外の走りやすいコースに行けばタイムロスもありますが、そのまま一直線に走り切ると思います。

 それと前走韋駄天S組の結果は6着までが0.1秒差なので、外枠でなかったレジェーロは6着でしたけれど、今度は大外になりましたのでそのまままっすぐ走れば、有利な馬場で走れるので韋駄天組としては期待できる馬だと思います。もっとも前走の韋駄天S2着のファイアダンサーは斤量が51kgだった事もありますが、内枠1番から無理やり外コースに持ち込んでいましたから、如何に外コースが有利である事がわかりますので、今度は外枠に入りましたので斤量は4kg増えますが、コース変更しないでそのまま走って、前走と同じように末脚で勝負するなら有りだと読みます。

 穴は2年前の勝ち馬だったオールアットワンスで、1年ぶりの出走となりますが香港で有名なC.ホー(チャクイウ ホー)騎手が乗りますので、香港騎手ならではの騎乗テクニックを期待しています。それと昨年の2着馬シンシティとサトノファビュラスがハナを切りそうなので、残れるかもしれません。

ワイドBOX 6、18、16
ワイドBOX 6、10、4
ワイドBOX 3、11、17
ワイドBOX 2、9、10

藤川京子