本日7月30日は、1953年に元力士の力道山が中心となり日本で初めてのプロレス団体「日本プロレス」を発足したことから、一部メディアでは「プロレス記念日」と称されている。その年から数えて70年の歴史がある日本のプロレス。これまでには芸能人でありながら、四角いリングに飛び込んだ人も。今回は「実はプロレスデビューしていた」という芸能人を振り返りたい。

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フワちゃん

 昨年、鮮烈なプロレスデビューを飾ったのは、タレントでYouTuberのフワちゃん女子プロレス団体「スターダム」にタッグマッチで出場してデビューした。試合に敗れはしたものの、その模様は『行列のできる相談所』(日本テレビ系/毎週日曜21時)で放送され、普段のファンキーなキャラクターとは一味違う、プロレスに真剣に向き合う姿に多くの称賛が寄せられた。また、お笑い界切ってのプロレス通で知られるくりぃむしちゅー有田哲平も、実は事前に相談を受けていたことを明かし、会場で見守った際にも「賛否両論があったお客さんを味方につけている」とほめ称えていた。

クロちゃん

 『水曜日のダウンタウン』(TBS系/毎週水曜22時)で見せる特異なキャラクターにより再ブレイクを果たしたお笑いタレント安田大サーカスクロちゃん。昨年末には同番組を通して彼女もできたことで世間を驚かせたクロちゃんだが、2019年にDDTプロレスリングの興行でプロレスデビューを飾ると、2021年8月の大会で大仁田厚らと電流爆破8人デスマッチで対戦。試合に敗れてしまい、新しく結成された「クロニタ軍団」に引き入れられることに。その年末には週刊プロレスが発行する『プロレスラー選手名鑑2022』に知らぬ間に自身が掲載されていたと知り、ツイッター上で「なんなのぉー」と悲鳴をあげていた。

■ 和泉元彌

 狂言師・和泉元彌がプロレスデビューしていた、という事実に若者は驚くかもしれない。2001年の大河ドラマ『北条時宗』(NHK総合ほか)に主演したほか、いわゆる“ダブルブッキング騒動”や母の節子氏の強烈なキャラクターも相まってお茶の間の人気を獲得していた和泉は、2005年に突如「ハッスル」のリングでデビューを飾って世間を驚かせた。試合では、元WWE所属のレスラー・鈴木健想と攻防を展開し、最後は「空中元彌チョップ」を連発して鈴木からピンフォールを奪った。

今をときめくアイドルグループ・メンバーは覆面レスラーに!

■ SnowMan・岩本照

 今をときめくアイドルグループSnowManの岩本照も、実は今年プロレスデビューを飾っている。5月12日放送の『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系/毎週金曜20時)で、プロレスラーの給与事情に迫るために体験入門するも、実技として観客にバレないように「スノーロックマン」という覆面レスラーとして試合に出ることに。初心者ながら果敢にプロレスに挑む岩本だったが、途中で相手選手に覆面を脱がされて正体がバレてしまうと、観客は大盛りあがり。試合には敗れたが、また挑むかを聞かれると「もちろん、挑みます」と答えていた。

LiLiCo

 映画コメンテーター、タレントのLiLiCoは、かつてプロレスラーとして活動していたことがある。2014年8月、DDTの興行に特別リングアナとして参加していたが、アクシデント的にプロレスデビューを飾ると、その後定期的に参戦し、アジャ・コングと対戦したことも。2022年3月に引退したが、その年の年末興行のオープニングアクトに「普通の女の子に戻れませんでした」と告白しながら登場し、夫の小田井涼平が見守る前で同団体の名物イベント「肛門爆破」を完遂。でん部から白煙をあげながら大会を盛り上げた。

(左から)フワちゃん、クロちゃん  クランクイン!