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 アメリカ、テキサス州の海岸を散歩中の女性が、いまだかつて見たことのないものを発見した。

 それは人間の顔ほどの大きさがある巨大ヒトデだ。まわりにいた人々も一様にびっくりしている様子だったという。

 この日海岸には、大量のヒトデが打ち上げられており、女性はそれだけでも驚いていたのだが、ヒトデを海に返す作業を行っていると、この巨大なヒトデと遭遇したという。

【画像】 テキサス州の海岸に大量のヒトデ、その中にいた巨大ヒトデ

Massive starfish spotted strolling along Texas beach

 テキサス州ポートアランザスの海岸を散歩中だった、クリスティーナ・ビアリーさんは、無数のヒトデが浜辺に打ち上げられているのに気づいた。

 海岸の近くに住むビアリーさんは、何度もこの海岸にきているが、こんなにも大量のヒトデが打ち上げられたことはなかったという。

 彼らを本来の住処に帰すべく、ビアリーさんはヒトデをひろい、海に戻す作業をもくもくと行っていた。

 すると1匹の巨大なヒトデに遭遇する。初めての大量ヒトデの後は、初めての巨大ヒトデだ。他のヒトデよりもずばぬけて大きいかった。

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 その大きさは正確に測定していないが、人間の顔ほどのサイズがあったという。ヒトデは自力で海に戻ろうとしていたが、重すぎてなかなか波に乗ることができなかったため、ビアリーさんが海に戻るのを手伝ってあげたという。

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ヒトデの巨大種、グレイ・シースター

 テキサス州公園野生生物局の沿岸漁業科学ディレクター、マーク・フィッシャー氏によると、ビエリーさんが見つけたヒトデは、スナヒトデ属の一種、グレイ・シースター(Luidia clathrata)だそうだ。

 グレイ・シースターは、北アメリカの東海岸からカリブ海、そして南アメリカの北部にかけての海域に生息している。

 通常は、水深約40mくらいの浅瀬の砂地の海底に生息しており、荒波に煽られて浜辺に打ち上げられることがあるという。

 肉食性で、主に貝類や他の無脊椎動物を食べる。獲物を捕まえるために、砂の中に隠れて待ち伏せをする。また、捕食によって腕の一部またはすべてを失った場合でも、再生することが可能だ。

 体色はその名の通り、グレイ(灰色)から茶色がかった色合いで、表面には模様がある。成長すると直径30cmになることもあるそうだ。

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 ヒトデって様々な種類があって大好きなんだけど、巨大ヒトデはロマンがあるよね。私が実際に遭遇して、触ってみたいのはやっぱ「カワテブクロ」なんだけども。

References:'Ginormous' starfish seen walking along Port Aransas / written by parumo

 
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テキサスの海岸で巨大ヒトデに遭遇した女性、人間の顔のサイズだった