バルセロナチャビエルナンデス監督が、プレシーズンに臨んでいる選手のパフォーマンスや去就について語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

29日にレアル・マドリーとの“ダラス・クラシコ”に臨んだバルセロナフランス代表FWウスマーヌ・デンベレのゴールで先制すると、終盤にはスペイン人MFフェルミン・ロペススペイン代表FWフェラン・トーレスが追加点を奪い、新シーズンに向けた宿敵との前哨戦を3-0で制した。

チャビ監督は試合後、途中出場から1ゴール1アシストを記録したカンテラーノを称賛。今シーズンはこの20歳を戦力として計算していることも匂わせた。

「彼がとても伸び伸びとやっているのを見てきた。とても自信を持っているし、チームを大いに助けてくれる。今日、彼がゴールとアシストを決めたことは特筆に値する。とても個性的だし、シーズン中も大いに我々の助けとなってくれるだろう」

「(カンテラの選手について)それは彼ら次第だ。私はいつも『君たちのメンタリティ次第だ』と言い聞かせている。フェルミンはメンタリティと才能を示している。選手は監督に信用を与えなければならないし、私はフェルミンが見せてくれたものを気に入っている。彼の自信、大胆不敵さ、ラストパス… 今日、彼は違いを生み出していたし、左足で素晴らしいゴールを決め、右足でアシストを記録した」

また、チャビ監督はアーセナル戦に続き今回のマドリー戦でも先発起用した新加入のスペイン人MFオリオル・ロメウについても言及。経験豊富な31歳を高く評価した。

「素晴らしい契約だった。彼は成熟したフットボーラーで、ポゼッションを理解し、デュエルに勝ち、リーダーでもある。素晴らしい新加入選手だ」

さらに、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍が取り沙汰されているデンベレについてもコメント。今月末まで有効な5000万ユーロ(約77億9000万円)の契約解除条項が存在すると言われる中、チャビ監督は選手の意向が重要であることを強調した。

「移籍市場では何が起こるかわからない。私はウスマーヌがここで幸せだと感じているが、最終的には選手自身の決断だ。我々は彼が幸せで幸せそうな様子を見ているし、何かあれば私たちに知らせてくれるだろう。基本的に、彼は私たちと一緒にいて幸せだ」

「我々は移籍市場をコントロールすることができないし、いくつかの条項がある。そしてそれは選手が決断すべきことであり、彼が決めることだ。彼はとてもチームに適応していると思うし、私たちが来てから幸せだと彼は言ってくれた。彼は家族の一員であり、非常に特別な選手だ」