アメリカ・ウェストバージニア州に住む4歳のラブラドールレトリバー“デイジー”(4歳 メス)は公園の茂みの奥などに落ち、回収されることなく、忘れ去られていったフライングディスク(フリスビー)を見つけるのが得意だ。
デイジーは生後6か月頃からフリスビー集めを始め、現在その数は155枚以上になった。フリスビー救助犬ともいえるだろう。
飼い主はデイジーが集めたフリスビーのうち、持ち主がわかるものは返還、引き取り手が現れないものは販売し、その収益を公園基金に寄付することにしたという。
【画像】 公園でフリスビー集めが大好きになったラブラドールのデイジー
Local dog helps community one lost frisbee golf disc at a time
ウェストバージニア州マーシャル郡マウンズビルに住むケリー・メイソンさん(72歳)は、飼い犬でラブラドールのデイジーを生後6か月の頃からグランドビュー・パークへ散歩に連れて行っていた。
すると、突然デイジーは立ち止まって空気の匂いを嗅ぎ、リードを伸ばして近くの木々に向かって走り始めた。
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すぐに後を追いかけたメイソンさんは、その後デイジーが色鮮やかな円盤(フリスビー)を口にくわえて茂みから出てきたので驚いた。
彼女はとても誇らしげに見えました。それはプラスチック製のフリスビーゴルフディスク(フリスビー)でした。
グランドビュー・パークには、人気のディスクゴルフコースが2つある。
ディスクゴルフは、ホールの代わりにバスケットが使用され、プレーヤーが最小限の投球でフリスビーを着地させようとする点を除けば、通常のゴルフに似ている。
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メイソンさんは誰かがプレーしていて、誤ってフリスビーを森に投げ込んだままになっていたのではないかと考えた。
回収しなかったか、見つからなかったかのどちらかで、放置されていたフリスビーをデイジーは見つけて、拾い集めてきたのだ。
デイジーが拾ってきた複数のフリスビーを、メイソンさんはバックパックに詰めて自宅へ持ち帰った。
以来、デイジーはグランドビュー・パークに行くたびに、フリスビーを集めるようになった。
155枚のフリスビーを集めたデイジー
公園内にある 2つのディスクゴルフコースの周りの 6.4 キロの小道を、定期的にデイジーを連れて散歩しているメイソンさんは、どういうわけか、デイジーはフリスビーのにおいを嗅ぎ分けるのが得意だと知った。
デイジーは、鼻を空中に向けてフリスビーのにおいを嗅ぐと、それが落ちていると思われる茂みの中に入っていく。そして、フリスビーを口にくわえて戻ってくるという行為を何度も繰り返した。
そうして、フリスビーはどんどん集め続けられていった。
デイジーは、まるで「私が見つけたものを見て!!」って言うように、フリスビーを私に持ってきてくれるんです。あまりの数の多さに、私はショックを受けました。
メイソンさんはデイジーが拾ってきたフリスビーを自然の中に放置したくなかったので、他にどうすればいいのかわからないまま、とりあえず毎回持ち帰り、自宅の地下室の箱の中に放り込み続けた。
フリスビーの数が増えると、保管するために大きな箱が必要になった。
ついに、デイジーのコレクションが143 枚に達したとき、メイソンさんは友人から、募金活動としてフリスビーを販売するというアイデアをもらった。
その後、数週間でデイジーはさらに12枚のフリスビーを集め、合計数は155枚になった。
同パークのゼネラルマネジャー補佐ベン・ボロック氏によると、グランビューのプレイヤーたちは自分のフリスビーを使用していて、投げが外れた場合、すぐに見つけられなければフリスビーを森の中に置き忘れてしまうことが多いという。
我々にはフリスビーを探しに行くスタッフはいないんですよ。
でも、デイジーはプラスチックやその他の素材の匂いを嗅ぎ分ける能力があるから、森の中で紛失したフリスビーをすぐに見つけることができるんでしょうね。
デイジーは、信じられないほど賢い犬です。(ボロック氏)
フリスビーを販売して売り上げを公園に寄付することに
飼い犬のフリスビー集めについてボロック氏に話したメイジーさんは、フリスビーを箱3つに分けて公園に運ぶ手配をした。
そして先月、2人はこのような計画を立てた。
フリスビーに所有者の名前が記載されている場合は、その人に引き取りに来るよう連絡し、名前が記載されていない、または引き取り手がこないフリスビーは、9月から販売する。
その収益は、グランビューのディスクゴルフコースの維持と、必要に応じてバスケットを含む新しい用具の購入を支援する公園基金に寄付される。
また、オプションでマーシャル郡動物保護連盟に寄付することもできる。
ボロック氏はフリスビーを持ったデイジーの写真と通知をFacebookアカウントでこのようにシェアした。
ディスクをお探しですか?デイジーが見つけたかもしれませんよ!
同氏は、次のようにも話している。
公園内の小売店で、一般に5ドル(約700円)か10ドル(約1400円)で販売し、その資金をすべてディスクゴルフコースに戻すつもりです。
すべて初期段階ですが、デイジーズ・ディスクは楽しい成功を収めると思います。
まだ何枚のディスクが行方不明になっているのかわかりませんが、デイジーがそれらを見つけるかもしれません。
セラピー犬になるための訓練中のデイジー
成人した息子が2人いるというメイソンさんは、「私は今、基本的にデイジーの教育に人生を捧げています」と語っている。
デイジーは、私の人生最愛の家族で、私を誇り高いママにしてくれました。
彼女は、とても社交的で、会う人みんなのことが大好きです。特に公園の小道で出会った人たちも大好きなんですよ。
過去10年間毎日公園を散歩しているメイソンさんは、4年前に生後6か月の子犬だったデイジーを連れて歩き始めた。
デイジーが、フリスビーを集め出して以来、毎日の散歩中にフリスビーを見つけたらご褒美をあげられるように、ポケットに小さなチーズや犬のおやつを詰めている。
過去1週間で、デイジーはディスク3枚、手袋、サングラスを見つけました(笑)
デイジーが私に何かを持ってきてくれたとき、デイジーが噛んでダメにしてしまう前に、私はすぐに彼女から取り上げます。
ちなみに、デイジーは自宅でフリスビー遊びをするのが大好きなんだそうだ。
メイソンさんは、地元の店で買ったキャンバス製の犬用フリスビーを使って、毎日デイジーの遊び相手をしている。
あの鼻がクンクンとせわしなくなっているのを見るたびに、デイジーが動き出すのがわかるんです。彼女は、なんてったってレトリバーですからね。
メイソンさんによると、デイジーは忍耐強く優しい犬で、家では3匹の猫と仲良くしていて、現在は養護施設や公立学校、図書館などでセラピー犬になるための訓練を受けているという。
References:A dog has retrieved 155 discs from woods. They’ll be on sale soon. / written by Scarlet / edited by parumo
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